過去ログ - とある指輪の魔法使い(マスクドライダー)
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◆79hD2g8VRI
[saga]
2013/08/06(火) 16:44:07.03 ID:0z12BQH+0
インデックス「――警告、第二二章第一節。炎の魔術の術式を逆算に成功しました。曲解した十字教の教義をルーンにより記述したものと判明。対十字教用の術式を組み込み中……【聖(セント)ジョージの聖域】を第二段階へと移行。命名、【神よ何故私を見捨てたのですか(エリ・エリ・レマ・ サバクタニ)】」
機械的な詠唱。竜王の殺息(ドラゴンブレス)の質が変わる。見た目で言えば柱が赤い閃光を纏った。
その光線に当たった炎の魔人は、悲鳴のような音を立てながら消滅していく。
イノケンティウスを殺すための魔術を、インデックスは即席で組み上げたのだ。
上条「おおおおおおおッ!」
それでも、俺とインデックスの距離はあと少し。
手を伸ばせば届く。
あと一歩で届く。
なあ神様、俺はアンタが嫌いだよ。
だから、この世界が、人間がアンタの思い通りに動いているっていうなら……
上条「そんな幻想(ぜつぼう)俺が全てぶち殺すッ!!」
そして、俺の右手が、インデックスの顔に触れた。
パキン、というお馴染みな感覚。
魔法陣は崩れ、周囲にあった次元の裂け目も消え去った。
インデックスの瞳に映る陣がちかちか点滅している。
終わったんだ。
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