過去ログ - リヴァイ「俺が何者なのかを証明しよう――この大物を釣ることによって」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2013/07/01(月) 00:59:34.42 ID:r5hJvj550

「……どうしてそう思う」
 
「なんていうか……乾いてるよね。冷めてるんだよ心が」

乾いている。冷めている。
ああ、そうかもしれないな。命以外の全てを失って、何も持たぬまま地下街を彷徨うだけの形骸。
貧しさと凍える寒さ。
暴力と時に抱く女の快楽。
空虚感だけに囚われたこの心身は、乾いている。どこかに置いてきた熱は失ったままだ。

「まあリヴァイに関してはご覧の通りだ。不満はあるだろうが、今回の遠征には参加して貰う。これは命令だ」

仕切りなおすようにエルヴィンが若干、声を張り上げながら言う。
それだけで釈然としなかった空気が、仕方ないという風に変化した。

「団長がそういうなら、了解です」

「彼には比較的に安全な配置について貰うつもりだ。今回は現場の空気を感じ取ってもらうことが重要だからな」

他に質問はあるか。
エルヴィンがそう促すと、団員達は首を横に振る。それで紹介は終わったようだった。

「では各自、解散。三日後には壁外遠征だ。各自チェックを怠らぬように」

『了解!!』

それで集められた団員達は解散していく。
その場に残ったのは、俺とエルヴィン。そしてハンジ達を含めた数人のメンバーだった。




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