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2013/07/02(火) 23:05:47.50 ID:beAzPYdzo
 Phase 1 
 監督「よーし、OK! みくちゃん、よかったよー」 
  
 みく「本当ですかにゃ! にゃふふ、一発でOK出しちゃうなんて、やっぱりみくは天才なのにゃ!」 
  
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2013/07/02(火) 23:06:50.26 ID:beAzPYdzo
 お仕事がなくなってからは、毎日毎日レッスンをしていた。お仕事を貰うためには、みくのレベルを上げないといけないからね。 
 ちひろさんが暇な時には一緒に外に出て街頭活動をしてみたけれど、あんまり成果は上がらなかった。 
 オーディションも、沢山受けた。でも、全部落ちてしまった。 
 みくの頑張りが足りないせいか、Pチャンはいつも悲しそうな顔をしていた。 
 そんなPチャンを心配そうに見ているとき、みくと目が合うとPチャンはいつも決まって『みく、ごめんな』と言うのだった。 
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2013/07/02(火) 23:08:30.81 ID:beAzPYdzo
 みく「Pチャーン! みく、疲れたにゃあー」 
  
 あの頃はみくのお仕事が終わると、Pチャンはいつも、よくやったな、ってみくの頭を撫でてくれた。 
 今日は久しぶりのお仕事だったから、絶対に撫でてくれるはず。 
 早く撫でてほしくて、撮影の様子を見ていたPチャンのもとへ走っていく。 
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2013/07/02(火) 23:09:41.02 ID:beAzPYdzo
 スタッフA「前川さん! 上! 危ない!」 
  
 みく「え?」 
  
 天井からみくの頭めがけて、照明が落ちてきていた。 
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2013/07/02(火) 23:12:02.81 ID:beAzPYdzo
 Phase 2 
 気が付けば、そこは真っ暗な世界。もう夜になってしまったのだろうか。 
 ……何も思い出せない。けれど、少しずつ思い出してきた、ような気がする。 
 たしか、みくはスタジオで撮影をしていたはず。でも、周りを見回しても誰もいない。 
 周りにあるのは、枯れた木のようなものだけ。 
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2013/07/02(火) 23:14:17.59 ID:beAzPYdzo
 ???「ようこそ、怨みの門へ」 
  
 みく「うわあっ!」 
  
 真っ黒な衣装を身に纏ったその人は、いきなりみくの目の前に現れた。いきなりすぎて、思わず叫んでしまうほど驚いてしまった。 
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2013/07/02(火) 23:15:11.01 ID:beAzPYdzo
 みく「待って!」 
  
 イズコ「何?」 
  
 みく「あ、あの、一緒にいてほしいな、って。こんな所に一人でいたら、おかしくなりそうで」 
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2013/07/02(火) 23:16:06.82 ID:beAzPYdzo
 みく「のっ、呪い殺す!?」 
  
 イズコ「ただし、人を殺めたものは地獄へ行き、再生のない苦痛を味わうことになるわ」 
  
 みく「呪い殺すだなんてとんでもないにゃ! そんなこと、みくはしないよ!」 
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2013/07/02(火) 23:17:11.93 ID:beAzPYdzo
 Phase 3 
 ちひろ「プロデューサーさん、みくちゃんのご両親、明日には来れるそうです」 
  
 P「……そうですか」 
  
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2013/07/02(火) 23:18:38.19 ID:beAzPYdzo
 P「ちひろさん、何するんですか」 
  
 ちひろ「ごめんなさい、すぐにプロデューサーさんを止める方法が、他になくて」 
  
 ちひろ「プロデューサーさん、それだけは、それだけは言っちゃ駄目です」 
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