2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/09(火) 12:33:05.45 ID:VU2C5OGX0
森がざわめき始める。まるで話し合っているかのように。まるで彼女を返さないかのように、ざわめき始める。
「やだ...なに?」
彼女はなにか怖くなった。心霊番組を見たあとトイレになかなかいけないような感覚に近い。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 12:33:27.23 ID:RQ1bYTtAO
期待
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/09(火) 12:40:37.28 ID:VU2C5OGX0
「ここ......は...?」
彼女は自分の目に広がる景色が信じられなかった。
立派な洋館が信じられなかった。
花が咲き誇る花畑が信じられなかった。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/09(火) 12:46:47.65 ID:VU2C5OGX0
「...う、ん...?」
彼女が瞼を開けて最初に見たものは、天井と光源であった。
彼女はその光がうっとおしく感じながらも少しづつ記憶を取り戻そうとする。
次第に彼女は喜怒哀楽が混じりそうになり、何とか押さえ込んだ。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 12:53:14.63 ID:kYRTKiYyO
ほう
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/09(火) 13:04:58.71 ID:VU2C5OGX0
トントンと、扉を叩く音が響いた。
「入ってもいいk...ですか?」
あぁ、この仕草。この敬語をつかいたくないという態度。かつ言い直す態度。兄だ。お兄ちゃんだ。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/09(火) 13:11:38.97 ID:VU2C5OGX0
「おに...ぃ...ちゃんぅ......お兄ちゃん......だ...えへ...」
彼女は兄に抱きついた。抱きつき方は問題ではない。迷子になった時母を見つけた子供のように純粋に抱きついていたのだ。
そして堪えていた涙が堪えきれなくなったのか、抱きついたままわんわん泣き始めた。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 22:53:58.10 ID:WGDYpRtco
早く続けろください、お願いします
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 22:56:06.71 ID:D6pnLMSQo
はよ
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/09(火) 23:35:02.70 ID:xo6Moe7NO
こんな文体最近みたな どこだったか
続けて
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/10(水) 18:40:28.62 ID:XtIC8Swk0
「お兄ちゃん...お兄ちゃ、ん......!」
兄「おいちょっとまてお兄ちゃんってどういうことだよ!?」
女「............」
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