14: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 22:57:50.72 ID:ATs0awmn0
「そうかい。じゃあ、遠慮なく使わしてもらうぜ」
そう言うやいなや、零崎さんは教室から出ていこうとした。
「んじゃ、俺はもう寝かせてもらうとするわ。道案内サンキューな、助かったぜ」
そう言って、零崎さんは姿を消した。
「はあ。阿良々木くん、君はどうしてこうも頻繁に厄介事を拾ってくるんだい?」
忍野は言った。
「いや、厄介事ってことはないだろ。たしかに、勝手に連れて来るのは悪いかとも思ったけどさ。お前が自分で言った通り、ここはお前の場所ってわけじゃないんだし」
いつも僕が、厄介事を忍野に丸投げしているのを否定できないのは痛い所だけれど、それでも今回のことは怪異も絡んでないし、そこまで嫌がることでもなくないか?
「うーん。僕が言いたいのは、そういうことじゃないんだけどね」
僕の言葉に対して、しかし忍野は若干否定的だった。
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