76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/17(水) 06:25:08.27 ID:Vc4XniSY0
乙
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/17(水) 07:40:36.06 ID:uOoN4JTO0
乙
続き待ってるよ
78: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/19(金) 21:51:13.83 ID:JGHnRmSz0
「なあ、あんたは俺達が何しに行くのか、あのおっさんに聞いたのか?」
僕達は、学習塾を出て北白蛇神社へと向かっていた。
もちろん、徒歩でだ。
79: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/19(金) 21:52:09.35 ID:JGHnRmSz0
「……訂正します。あいつには、ちょっとばかり洒落にならないくらいの借りがあるんで、仕方ないんですよ」
「たしかにその額は、ちょっと洒落になってねえわな」
零崎さんには、少なからず図々しい印象があったので、もしかしたら五百万の理由を聞かれるかもしれないとも思ったけれど、そんなことはなかった。
80: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/19(金) 21:53:05.22 ID:JGHnRmSz0
「それは………まあちょっとは不安にもなりますけど、それでも僕はあいつの事、結構信用してますからね。今回の頼み事だって、そこまで危険なことではないと思いますよ」
というかまあ、内容的には神社に行って帰って来るだけなのだから、危険もなにもないだろう。
「信用………ねえ」
81: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/19(金) 21:53:54.05 ID:JGHnRmSz0
「そういえば、昨日の話なんですけど」
「ん?」
「僕の知ってる奴、ていうか、妹なんですけど、そいつに、自分の人生に迷いがあるか聞いてみたんですよ」
82: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/19(金) 21:54:59.27 ID:JGHnRmSz0
「にしても、あんたお兄ちゃんだったのか。まあ、そう見えるっちゃそう見えるな」
「そういう零崎さんは、兄弟とかいるんですか?」
「ああ、いるぜ。うっとおしい兄貴が一人な」
83: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/19(金) 21:55:56.47 ID:JGHnRmSz0
「いや、そういうわけでもないと思いますけど……」
「じゃあ、あんたのとこはどうなんだよ」
「僕のとこは、まあ、あんまり仲がよくないですからね。妹同士の仲はいいんですけど」
84: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/19(金) 21:56:59.89 ID:JGHnRmSz0
「よく知り合いにも言われますよ、それ。けど、僕ってそんなにお人好しですか?」
「少なくとも、普通の奴は俺みたいな奴の頼みを聞いたりはしねえよ」
「そう、ですかね」
85: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/19(金) 21:58:08.18 ID:JGHnRmSz0
「そういや、あんたに会うちょっと前のことなんだが」
北白蛇神社が有るという山に辿り着いたぼくたちは、山道の階段を登っていた。
そんな時、今度は零崎さんの方から話を振ってきた。
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