過去ログ - 薫「魔法少女?」まどか「超能力者?」
1- 20
10:EP@「夢見る魔法少女じゃいられない」9 ◆X/Lv.1Xswo[saga]
2013/07/14(日) 00:01:35.09 ID:cNbElzG40

「学生証にも診断にも嘘はないみたいよ」

紫穂はその学生証や資料に触りながらそう言った。

「じゃあ、ホントに魔法はあったんだ!?」

「せやったら、サリィちゃんやプリキャアもホンマにおるんか!?」

薫と葵は感動を隠せないようだった。

「えーと、特務エスパーの方がすごいと思うんだけど?
それこそ、一般人にとっては雲の上の存在よ」

すこしテレ気味に、マミは言う。

「いや、やっぱエスパーと魔法少女じゃロマン的なもんがちゃうやろ」

「そうそう、変身シーンのヌードとか、ちょうど胸と股だけ残して
服が破けるとか!」

乙女の憧れを瞳に宿した葵に対し、薫はまるで発情期のオスのように
鼻息を荒くした。

「悪いけど、変身の時いちいち裸にならないし、そんな服の破け方もしないから」

「ええっ!? そうなの?」

マミの言葉に、薫は激しい衝撃を受けたようだった。

「そんな……」

そしてついに涙までこぼす。

「えっ、え? なに? 何にそんなにショックを受けてるの?」

そうなると焦るのはマミの方だ。

「あー、ほっといてええで。薫がアホなだけやから」

「オタクやエロ親父の妄想にしかいないような魔法少女が実在しないって
知ってショックを受けているのよ」

葵と紫穂は慣れた様子で薫の放置を勧めた。

「そろそろ、話を戻して良いかな?」

仕事そっちのけでたわむれる、ある意味年齢相応の女子中学生らしい一同に
皆本は苛立ちを抑えるように引きつった笑顔でそう言った。

「あ、はい、すいません!」

マミはすぐに姿勢を正して皆本の方を向いた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
203Res/235.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice