過去ログ - 薫「魔法少女?」まどか「超能力者?」
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EP@「夢見る魔法少女じゃいられない」10
◆X/Lv.1Xswo
[saga]
2013/07/14(日) 00:02:40.28 ID:cNbElzG40
一方、葵や紫穂はつまらなそうにそっぽを向く。
「キミが戦っていた……『魔女』と言ったか、あれは一体何なんだい?」
「心に闇を背負った人間を自殺させたり、『結界』の中に取り込んで食べる……
そういう存在です。それ以上のことは私にも良くわかりません。
ただ、魔法少女はその魔女と戦うために存在しているんです」
マミの答えに皆本は頭をひねった。
そんなものが今までずっと存在してきたというのにバベルにも把握できなかった
ということがありうるのだろうか。
サイコメトラーの紫穂が触ったところ、魔女は負の感情ばかりだと言えども複雑な
情緒を持っているようだった。
それにはかなり進化した脳が必要になるはずだ。
ただただ人を食べる化物と考えて果たしていいのかどうか。
さまざまな疑問が皆本の頭の中を巡る。
しかし、それ以上に気になることがひとつあった。
「――キミは、今までずっとその『魔女』と一人で戦ってきたのかい?」
なぜか、表情の見えないうつむき加減で、皆本は聞いた。
「仲間がいたこともあったけど……基本的にはずっと一人で戦ってきました」
「キミの他にも魔法少女がいるということかい?」
マミの答えに対し、皆本はさらに質問を追加する。
「……はい」
なんとなく、皆本の雰囲気が変わったような気がして、マミは戸惑いながら答えた。
バンッ
唐突に、皆本は机を叩いた。
「何を考えているんだ、キミは!? 命の危険があることを理解しているのか?
どうして今まで公的な組織に事情を説明しなかったんだ!?
キミや魔法少女たちだけじゃない! 一般人を守るために政府が何もしないとでも
思っていたのか!?」
激しく、叩きつけるように皆本は一気にまくし立てた。
「えっ、あ……」
言われてみればその通りであるように思えた。
無意味に自分も他の人の命も危険にさらしていたのか、
そう考えると自分がどうしようもない過ちをしてしまったかのような
絶望的な気持ちになる。
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