過去ログ - 薫「魔法少女?」まどか「超能力者?」
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EP@「夢見る魔法少女じゃいられない」5
◆X/Lv.1Xswo
[saga]
2013/07/13(土) 23:58:33.06 ID:mdJL4y3H0
黒髪の少女がすばやくツッコミを入れる。
「おいおい、任務中なんだからもうちょっと緊迫感を持ってくれ」
皆本は自分の中のガッカリ感を押さえ込むように横槍を入れた。
「そうは言っても、どうやってその『魔法少女』を探せばいいのかも
分からないのに何に対して緊迫しろっていうのよ」
紫穂と呼ばれた少女は臆せずに堂々とそう言った。
「探し方については君たちの高レベルエスパーとしての勘をアテにしたんだが……」
「皆本はんもけっこう無計画やなー」
メガネの少女は呆れたようにつぶやく。
「あたしはサイコキノだからそういう感覚は無いし、サイコメトラーの紫穂は
触らないとダメだからどこにいるのか分からないヤツなんてどうしようもないし、
テレポーターの葵だって感覚的には空間認識だけで――」
薫の言うとおり、この三人の少女たちにどこにいるのかも分からない人間を
探し出すような能力は備わっていなかった。
だが――
「ん? なんやあっちの方に違和感が――」
葵と呼ばれた黒髪の少女が何かを感じ取った。
ヒュンッ
すぐさま葵はテレポートして四人ごとその違和感のある場所へ急行する。
「ここは……病院みたいだが……」
皆本はあたりを見回す。
壁に地震か何かの傷跡のようなひび割れがある他は、いたって普通の病院である。
そのひび割れに、紫穂は触れてみた。
「っ!? 何これ? すごく辛くて悲しくて、憎いような――」
膨大な感情の情報が触れた指先からあふれてくる。
その感覚に紫穂は戸惑った。
「おかしいわ! ただの壁のひび割れにこんな情報量があるわけない!」
「つまり、そこに誰か隠れてるってことか!」
紫穂の言葉をそう解釈した薫はその莫大な超能力のエネルギーを壁に
ぶつけようとした。
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