1: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 20:57:43.38 ID:+YqroR/10
――While you remember her,you are not alone.
無慈悲で、非情で、不毛な現実は続く。
でも、もう彼女は
たったひとりで戦うことはない。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:02:51.05 ID:+YqroR/10
まどかSSだよ。改変後ですよ。
原作未見者には全く優しくない予定です。
3: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:03:38.72 ID:+YqroR/10
■円環的時間
――寂しいのに 悲しいのに この気持ちを 誰にも解って貰えない
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/16(火) 21:04:10.14 ID:C+bnyM+LO
そんなことは無かった
一人で戦うのだった
5: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:04:42.06 ID:+YqroR/10
目が覚めた。幾日も、この日を待ちわびていた。
左手で眼鏡を探し、ベッドをリクライニングさせる。
6: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:05:53.14 ID:+YqroR/10
「午前の検査結果が出ました。凄く良いですね。16日にも退院出来ますよ」
「あ、ありがとう・・・ございます」
7: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:06:48.86 ID:+YqroR/10
カンファレンスルーム
「あの子、本当に大丈夫かなあ」
「ん?読影には君も居ただろう」
8: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:13:34.11 ID:+YqroR/10
運命の日。25日
廊下
私が入室すると、クラス全体にどよめきが沸き起こる。
9: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:16:05.26 ID:+YqroR/10
走り高跳び。易々と身の丈を越える高さを飛び越えた。
なんだろう。まるで自分が自分じゃないみたいだ。
10: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:17:05.89 ID:+YqroR/10
「また明日ね」
「はい、また明日」
11: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:18:39.02 ID:+YqroR/10
刹那、目の前が淡い光で包まれる。
光の中で、優しく微笑みながら、私の手を包み込む
12: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:19:32.27 ID:+YqroR/10
「わたしたちは、どこかで――どこかで会ったことあるの? 私と」
13: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:20:37.31 ID:+YqroR/10
「・・・ッ」
14: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:21:21.78 ID:+YqroR/10
■暁
「ほむら! ほむら! 大丈夫?」
15: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:22:55.33 ID:+YqroR/10
道中は覚えていない。
巴という人の家で水を飲みながら話を聞く。
16: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:24:39.37 ID:+YqroR/10
変なヌイグルミが動いた。
少し仰け反る私。
17: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:28:46.61 ID:+YqroR/10
血でバリバリにコーティングされた髪が気持ち悪い。
解かそうと手櫛で格闘していると、美樹さんが話しかけてきた。
18: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:30:32.34 ID:+YqroR/10
■嘆願
「とどのつまり、ボクの役目は願い事と引き換えに、魔法少女を生み出すことさ。
19: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:31:50.75 ID:+YqroR/10
「そうだよ、ほむら。いきなし行方不明になるところだったんだから」
「システム? じゃああの女の子は・・・?」
20: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:33:00.51 ID:+YqroR/10
無我夢中でキュゥべえの両耳を掴み、力を込める。
叫んだ。私は知りたかった。お揃いのリボンのこと。
21: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/07/16(火) 21:34:17.66 ID:+YqroR/10
「鬼の形相だったね・・・」
「催眠の魔術を使ったから数時間は起きないわ。美樹さん、彼女の親御さんに連絡入れてくれる?」
281Res/121.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。