1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/18(木) 23:11:19.50 ID:CqXydUnO0
・高槻家SSだと思います。
・書き溜めしてあるのですぐ終わります。
・地の文あり。
ではよろしくお願いします。
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2:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:12:31.97 ID:CqXydUnO0
……ここはどこ? 寒い、暗い、冷たい、狭い、動けない。
遊んでくれたあの女の子はどこ? なんで僕はこんな所に……。
「……あ、懐かしい! まだあったんだぁ〜」
3:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:14:23.05 ID:CqXydUnO0
―事務所―
場面は変わり、事務所内に風景は映る。
入ってすぐにある、一つに四人ほどが座れる大きさのソファの上に、
仕事が終わり、事務所に帰ってきた春香、千早、やよいの姿がそこにあった。
4:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:14:59.95 ID:CqXydUnO0
春香「あれ……?」
千早「春香、どうかしたの?」
春香「いや、確かこのおもちゃ、手足が動くだけじゃなくて、目も光るハズなんだけど……」
5:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:15:46.53 ID:CqXydUnO0
千早の謎理論にやよいは何の疑いもなく納得している。
その二人のやり取りを見て、苦笑いを隠せずに居た春香。
そして苦笑いを振り払うかのように脱線していた話題を元に戻す。
6:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:17:00.17 ID:CqXydUnO0
春香「ふあぁ、耳キーンってなった。 ……やよいが嫌じゃなければなんだけどね」
やよい「いっ、いやだなんてそんな! でもでも、良いんですかぁ…?」
春香「もちろんだよー! もう、おもちゃで遊ぶって歳じゃないし、やよいの家だったら長介君たちが大切にしてくれるかもと思って持ってきたんだから!」
7:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:17:41.87 ID:CqXydUnO0
春香「えへへ、長介君たちが気に入ってくれたら嬉しいなぁー」
やよい「大丈夫です! みんなまだまだやんちゃですからー!」
春香「あはは、なら大丈夫そうだねっ!」
8:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:18:23.98 ID:CqXydUnO0
春香「……相変わらず元気だねー、もう行っちゃったよー」
千早「そこが高槻さんの良いところよ」
春香「まぁ、そうなんだけどね。 ……うーん」
9:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:19:49.99 ID:CqXydUnO0
・ ・ ・ ・ ・
―高槻家―
10:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:20:44.81 ID:CqXydUnO0
やよい「………ふぅ、ただいまー」
「「「「おかえりなさーい!!!」」」」
11:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:21:34.10 ID:CqXydUnO0
浩太郎「ん? なんだこれー!!」
やよい「あ、それ春香さんからもらったんだよー。 浩太郎たちにって!」
浩太郎「ホント!?」
12:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:22:39.94 ID:CqXydUnO0
・ ・ ・ ・ ・
夕ご飯が終わり、やよいちゃんは皿洗い、かすみちゃんはそのお手伝い、
長介くんは浩三くんにミルクをあげて、浩太郎くんと浩司くんは、
僕を始めとした様々なおもちゃで遊び、みんな各々の時間を過ごしている。
13:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:23:33.71 ID:CqXydUnO0
浩司「ぼくにも貸してよー!!!」
浩太郎「やだよ!! 他のおもちゃがあるだろ、そっちで遊べよ!!」
浩司「そのロボットがいいのー!!!」
14:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:25:17.76 ID:CqXydUnO0
浩太郎「う…………」
やよい「浩司にも貸してあげなさい! ひとりじめしたって、楽しくないでしょ?」
やよい「浩司、大丈夫? 怪我は無い?」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/18(木) 23:25:51.85 ID:1MXgoDoDO
どうしてかな…ロボットのオモチャときくとヘンガーを想像するんだ
16:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:26:20.17 ID:CqXydUnO0
浩太郎「なんだよクッソ!! 俺にばっかり厳しくしやがって!!!」
やよい「浩太郎! そんな汚い言葉遣いしちゃ……」
浩太郎「うるさい!!! やよいおねぇちゃんなんて大嫌いだ!!」ダッ
17:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:28:13.98 ID:CqXydUnO0
・ ・ ・ ・ ・
ザァァァ
雨が降っている、それも強い雨。 千早さんの言った通りだ。
18:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:29:09.94 ID:CqXydUnO0
やよい「こうた……ろ……」
長介「……やよいねーちゃん、俺、浩太郎探しに行くよ」
やよい「え…………?」
19:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:29:55.16 ID:CqXydUnO0
やよい「長介まで行っちゃった…。 私は……」
私は、このままここで待つしか出来ないのか?
きっとここで待つことは、探しに行くことより何倍も辛いことだろう。
一秒が永遠にも感じられるほど、気が気でないだろう。
20:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:30:39.79 ID:CqXydUnO0
やよい「…………」
やよいは今、かすみの言葉を利用して自らを守ろうとしている。
その事を曖昧ながらも感じ取ったのか、次の言葉が出せなかった。
俯いていると、かすみの後ろからひょっこりと顔を出す浩司の姿が見えた。
21:CqXydUnO0[saga]
2013/07/18(木) 23:31:38.90 ID:CqXydUnO0
浩司「ぼくのせいなら、ちゃんと謝らなくちゃ」
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