192: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/09(月) 21:46:24.14 ID:0nmeJ36Po
今回の更新は以上です。
短くなると言いましたがあれは嘘でした。こんなときもあります。
次回が最終更新になるかと思います。今週中の投下を目標とさせていただきます。
読んで下さり、ありがとうございました。
193:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/09(月) 21:58:39.06 ID:T3dl9C/6o
乙
194:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/10(火) 12:57:37.76 ID:JvaLl8DZo
乙乙
麗しい…ここで前作時系列か
この事務所はアットホームだなぁ
195:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/11(水) 00:14:53.75 ID:WaV3Rhh5o
いいSSだった、かけ値なしに
196:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/11(水) 09:00:39.18 ID:OCbBXGOmo
黒川さん可愛い!
197: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/14(土) 04:11:36.05 ID:rrrgeDjMo
「どうかしら、Pさん? 変じゃないかしら」
いつもとは違う礼服姿の私に、彼女はいつもと変わらない微笑を添えて尋ねる。
『とんでもない、見とれるほどですよ、千秋さん。――ネックレスも、よく似合ってます』
198: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/14(土) 04:12:02.73 ID:rrrgeDjMo
「……あれから、二年半ね」
『……そう、ですね』
私が、今のプロダクションへと引き抜かれ、あれよあれよと千秋さんの担当プロデューサーになってからもう二年半だ。
199: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/14(土) 04:12:28.59 ID:rrrgeDjMo
「やっぱり、私の目は間違っていなかったわ。きっと、Pさん以外がプロデューサーだったら、私はここまで来れていないと思うの」
『そんな、買いかぶりすぎですよ、千秋さん』
私は少し苦笑した。
200: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/14(土) 04:13:28.65 ID:rrrgeDjMo
『こんな私に、ついてきてくださって、本当にありがとうございました、千秋さん』
私はあえて、そういった。きっと、私以外のプロデューサーでは、彼女をここまで連れてくることはできても、彼女とここまで心を通わせることはできなかった。
それは、私が唯一自負を持っていることだ。
201: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/14(土) 04:13:54.84 ID:rrrgeDjMo
「おっ、見つけたよ、Pくん。元気にしておったかね?」
舞台袖に続く通路で二人、感傷に浸っていた私たちにそんな声がかけられる。ふと、そちらを向くと――。
『社長……? いや、本当にご無沙汰しております。おかげさまで、健康そのものですよ』
202: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/14(土) 04:14:29.35 ID:rrrgeDjMo
「はは、そうだったか。いや、なんだ。今日の大晦日フェスに、うちのアイドルも出るのでね。こうやって挨拶もかねて、会いに来たわけだよ、Pくん」
そういうと社長は、鷹揚そうな笑みを浮かべると私の背を叩き、笑った。あの時と何ら変わっていない。私はそれに少し嬉しくなり、思わず笑みが零れる。
『ああ、千秋さん。こちら、私が以前所属していた事務所の社長と、元同僚の一番手プロデューサーさんだ』
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