過去ログ - モバP「凡人と第六感」
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74: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/15(木) 06:50:14.47 ID:06zt3LxLo
 一度聞いただけの名前と、一度見ただけの顔と、書類の名前と顔を一致させる。それがどれだけすごい事かは、私でもわかる。

 やはり、この目の前の男性にも、とんでもないほどの才能があるのだ、と私は思った。

「ああ、それよりも、だ。今日そちらの社長さんは在社かな」

 と、シンデレラガールズの社長は、話を思い出したように切り出す。

『え、ええ、はい。この時間であれば、まだ居るかと。……不躾ですが、何かご用でしょうか? 私でお聞き出来る事であれば、お話を預からせていただきますが』

 いささか営業職に慣れてきたのか、私は私らしくもなく、そんなことを彼に聞く。すると彼は少し苦笑し、

「うーむ、君に聞いてもらってもいいのだが、やはりこういうのは君の社長さんを通さねば、ね」

 そんな意味深な言葉を返してくる。その意味が分からず、私は少し頭に疑問符を浮かべるが気を取り直すと、言葉を選び、案内を始める。



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