過去ログ - 貴音「あなた様は……傍にいてくださいますか?」
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1: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 19:40:52.16 ID:i2i+nxSwo

ここは765プロダクションというアイドル事務所である

『そういえば今日の夜は久しぶりに晴れるらしいですよ、プロデューサーさん』

『最近は雨が多いから助かりますね、帰るのが気だるくて仕方がないんですよね、雨だと』

765プロという元弱小事務所には13人ものアイドルがいるが、

その13人は多少の個人差はあれど、

みな高ランクのアイドルとして活躍している。

『じゃぁ泊まっちゃえば良いじゃないですか』

『ソファだと体壊しそうで……っと』

他愛無い話を遮るように扉が開く

『おはようございます』

『ん、おはよう。貴音』

『おはよう、貴音ちゃん』

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2: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 19:44:39.62 ID:i2i+nxSwo

今事務所に来たこの四条貴音という少女は、

ここのアイドルの中でも3本指に入るほどの人気を誇っていたりするのだが、

以下略



3: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 19:47:37.48 ID:i2i+nxSwo

『そうですよ、それじゃ小鳥さんレッスンしましょうか』

『残念なことに無理ですよ、あたしは事務仕事がありますから』

以下略



4: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 19:50:03.92 ID:i2i+nxSwo

○○スタジオ


『貴音、どうかしたのか?』
以下略



5: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 19:54:21.85 ID:i2i+nxSwo

『気にしすぎ……か?』

その動きに対しほっと胸を撫で下ろす

以下略



6: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 19:57:20.32 ID:i2i+nxSwo

『あなた様のおめがねには適わないのですか?』

『いや、そうじゃなくて……なんていうか、いや、綺麗っていうか可愛いんだけど』

以下略



7: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 19:58:01.47 ID:i2i+nxSwo

スマホじゃダメだった……

またあとで続けます


8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/25(木) 20:03:33.55 ID:zrJmB51HO
期待


9: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 20:19:47.37 ID:ouVeUgvWo

『貴音、収録までは時間があるし食事を済ませよう』

収録が765プロの近くということもあり、

以下略



10: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 20:21:03.13 ID:ouVeUgvWo

嬉しそうに語る店主の前の座席へと貴音は座り、プロデューサーはその横へと座る

現在店はclause、閉店中

以下略



11: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 20:23:20.56 ID:ouVeUgvWo

『……。いえ、美味であればもう少し食してみたくなりますので』

『俺のも食べるっていうのか……やらん、ラーメンはやらんぞっ』

以下略



12: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 20:30:04.01 ID:ouVeUgvWo

しかし、それをよそに貴音は言い放つ

『率直に申し上げてあまり良くはありません。良き所も悪しき所も打ち消し合い、可もなく不可もなく。です』

以下略



13: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 20:34:18.56 ID:ouVeUgvWo

ラーメン大好きな貴音にとって、

以前やっていた生っすかサンデーのラーメン探訪が無くなった事は残念なことなのかもしれない

以下略



14: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 20:58:00.36 ID:5FPr5684o

そんな暖かな風景もつかの間、

昼食の後に始まった収録の終盤、貴音は段差で足を引っ掛けて転倒するという、

以下略



15: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 20:59:33.98 ID:5FPr5684o

『あ、あなた様!?』

逃がさないためにか、プロデューサーは貴音を姫抱っこして車へと走り、

以下略



16: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 21:00:31.70 ID:5FPr5684o

『ありがとうございます』

貴音の満面の笑みが向けられ、

以下略



17: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 21:02:03.33 ID:5FPr5684o

『そ、それは流石に不味いだろ』

『臆病なのですね、あなた様は』

以下略



18: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 21:03:29.21 ID:5FPr5684o

そんなことも露知らず……いや、もしかしたら鋭い貴音は知っているかもしれないが、

『演技の演技に付き合っては下さらないのですか?』

以下略



19: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 21:07:56.11 ID:5FPr5684o

こうなればヤケだとデートの定番であろうウインドウショッピングに向かった

『お、貴音に似合いそうじゃないか? あの服』

以下略



20: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 21:15:33.76 ID:5FPr5684o

貴音の手を引き、試着室へと連れて行く

『それではあなた様。着替えてきます』

以下略



21: ◆RixV6CbYN3y4[saga]
2013/07/25(木) 21:50:07.28 ID:5FPr5684o

それは素晴らしいという言葉さえ許さないようなものだった

ただの白いワンピースが、まるでウェディングドレスのように見えてくる

以下略



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