過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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530: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 22:51:46.99 ID:Xn7R3ISMo
文香「日本には……慣れましたか?」

それを聞いたアーニャはすこし警戒しながら和菓子屋の店内から文香の方へ振り向いた。
文香はアーニャから視線を外しそのまま歩を進める。
アーニャは文香の少し後を着いていく。
以下略



531: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 22:53:01.20 ID:Xn7R3ISMo
アーニャは警戒を解いて、文香の隣まで行く。
文香もそのまま歩き出し、横並びで再び進みだした。

アーニャ「ところで……どうやって私のことを調べたのですか?話を聞く限りではただの古書店員が調べられるようなことではない気がするのですが」

以下略



532: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 22:54:08.56 ID:Xn7R3ISMo
アーニャ「……そういえば、そのアカシック、レコードというのは、何でも知れるのですか?」

文香「はい……、多分世界の終わりから、今日のあなたの朝食まで、すべて識ることができると思います」

アーニャ「ンー……では、今日私と出会うことも、知っていたのですか?」
以下略



533: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 22:55:10.08 ID:Xn7R3ISMo
アーニャは振り向いた顔を戻して、少し顔を下に向けながら、歩き出す。

アーニャ「……私は、生きていてほしいです。私が言えることかは、わかりませんが」

文香「そうですか……つまり私は、その箱を開けずに、開けるという動作を行わずに、猫が生きているのか死んでいるのかを判断できるというわけです」
以下略



534: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 22:56:06.52 ID:Xn7R3ISMo
アーニャ「ニェート……そんなことは、絶対にないです。私は、あなたに感謝しています」

文香「……それは、うれしいですね。ですが、あの人、志乃さんになら、あなたのことを調べる手段は他にあったはずだと思います。それなのに、私に頼んでくれた。……だから、期待に応えたくなった。感謝されたくて、あなたのことを調べたと思います。それでも」

アーニャ「……そこまでです。それは自然なことです。……スパシーバ、ありがとう。この言葉はあなたがもらっていい言葉ですよ」
以下略



535: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 22:56:49.45 ID:Xn7R3ISMo
しかしその直後、人の本能に警戒を語り掛けるようなサイレンがあたりに鳴り響く。

文香「……緊急避難勧告の、サイレンですね。近くで何かあったのかもしれません。避難場所へ行きましょう」

文香はアーニャの手を取って、避難場所へと向かおうとする。
以下略



536: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 22:57:31.60 ID:Xn7R3ISMo





以下略



537: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 22:58:35.07 ID:Xn7R3ISMo
アーニャ「フシエー フ パリヤートキエ……もう、大丈夫」

アーニャはそう言って女の子の擦りむいた膝に手を当てると、その傷は一瞬で治った。

「ああっ、ありがとうございます!」
以下略



538: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 23:00:02.96 ID:Xn7R3ISMo
アーニャは転がっていたカースの攻撃によって壊されたと思われるパイプ状のガードレールの破片を手に取った。

アーニャ「これで……十分です」

『コシャクナマネヲテメェーーー!』
以下略



539: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 23:01:01.59 ID:Xn7R3ISMo
アーニャ「……まさか、律儀に待っていたんですか?」

カースの残骸の方からアーニャは振り向くと、そこにはさらに複数体のカースがいた。

アーニャ「……数は多いと、少し、厳しいかもしれませんね」
以下略



540: ◆EBFgUqOyPQ[sage saga]
2013/08/07(水) 23:01:36.43 ID:Xn7R3ISMo


がしかし突如アーニャを捕縛していたカースが塵となった。
アーニャの体は傷ついたアスファルトに落ちる。
酸素が足らず意識が朦朧とする中、誰かの話し声が聞こえる。
以下略



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