過去ログ - 俺ガイルSS『なぜか学校の階段には怪談話がつきまとう』
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1:[sage]
2013/07/28(日) 00:33:41.84 ID:aQU6q7Wf0
ガガガ文庫 渡航 著 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」SS

生まれてはじめて最後まで執筆したSS。酔った勢いでうぷしてみる。



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2:[sage]
2013/07/28(日) 00:36:32.76 ID:aQU6q7Wf0
「奉仕部で学校の怪談の真偽を確かめて欲しい?」

夏休み前のある日の放課後、奉仕部の顧問である平塚先生から、突然とんでもない案件を持ち込まれた。

俺はといえば、一日でも、いや一分一秒でも早く夏休みが来ないかとスマホのカレンダー画面を睨んでいたところである。
以下略



3:[sage]
2013/07/28(日) 00:38:29.95 ID:aQU6q7Wf0

八幡「つーか、それって奉仕部の活動の範疇なんですかね?」

俺はあきらめてスマホをしまいながら、当然の疑問を口にする。

以下略



4:[sage]
2013/07/28(日) 00:40:24.66 ID:aQU6q7Wf0

平塚「キミはどうなんだね雪ノ下?」

雪ノ下は、それまで読んでいた文庫本をパタリと音を立てて閉じ、形の良い足を揃えて体ごと平塚先生の方に向き直った。

以下略



5:[sage]
2013/07/28(日) 00:41:56.47 ID:aQU6q7Wf0

結衣「でも、どうして怪談なんですか?」

由比ヶ浜が素朴な疑問を口にした。あまりに素朴すぎて日本語的におかしいのだが、そのあたりはスルー。

以下略



6:[sage]
2013/07/28(日) 00:44:05.03 ID:aQU6q7Wf0

雪乃「比企谷くんに、いえ、臭いものに蓋…ということね」

八幡「何気に俺を臭いもの扱いするな。ちゃんと毎日風呂入ってるし、シャツだって…」くんくん。

以下略



7:[sage]
2013/07/28(日) 00:46:15.52 ID:aQU6q7Wf0

雪乃「んッ、ん。…とにかく、確たる依頼人がいない以上、それは奉仕部の活動とはなりえないのではないでしょうか」

平塚「まぁ、そう言われればそうなのだが」

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8:[sage]
2013/07/28(日) 00:48:20.62 ID:aQU6q7Wf0

「失礼します…平塚先生がこちらに来ていると伺ったのですが」

そう言いながら、ひとりの女生徒が奉仕部の部室に入ってきた。
知らない顔である。もっとも、向こうだって俺のことなんて知らないだろうだからイーヴン。むしろここでは地の利を知ってる分、俺の方が有利なくらい。
以下略



9:[sage]
2013/07/28(日) 00:49:57.60 ID:aQU6q7Wf0

雪乃「比企谷くんの残念な交友関係はともかく、お話を伺うわ」

八幡「ちょっと待て。交友関係について言わせてもらえば、お前にだけは残念とか言われたくねーんだけど」

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10:[sage]
2013/07/28(日) 00:51:27.06 ID:aQU6q7Wf0

結衣「あはは…。えーと…はじめまして…かな?」

八幡「おい由比ヶ浜おまえクラスメートだろっ?!アホだアホだとは思っていたが、俺の顔を忘れちゃうほど残念な記憶力だったのかよっ?!」

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11:[sage]
2013/07/28(日) 00:53:19.71 ID:aQU6q7Wf0

女生徒「あ、私は2年B組の篠塚志乃といいます」ペコリと頭をさげる。

結衣「B組というと、ざ…」

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12:[sage]
2013/07/28(日) 00:56:54.84 ID:aQU6q7Wf0

取り敢えず、今日はここまでで。ノシ


13:[sage]
2013/07/28(日) 21:21:54.44 ID:aQU6q7Wf0

ここで、先程から話題になっている怪談について説明しておこう。

夜の特別棟で、目をつむって階段を後ろ向きに降りると、本来12段か14段のはずの階段が13段になることがあるらしい。
どの階段なのかははっきりしないのだが、その階段を降りた先で窓ガラスを覗くと、そこには運命の人が映っているという。
以下略



14:[sage]
2013/07/28(日) 21:23:35.21 ID:aQU6q7Wf0

雪乃「…ところで、その怪我をしたお調子者って誰なのかしら?」

結衣「えっと…あはは…」

以下略



15:[sage]
2013/07/28(日) 21:25:03.09 ID:aQU6q7Wf0

結衣「…で、そのお友達って?」

篠塚「同じB組の生徒なんですけど…実はここしばらく学校を休んでて…」

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16:[sage]
2013/07/28(日) 21:26:38.13 ID:aQU6q7Wf0

篠塚「手紙を渡した時に、はっきりとフラれたらしいんですけど、絶対にその人が運命の人だって信じてて。だからそれを証明したいって…」

結衣「それで怪談なんだ…」

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17:[sage]
2013/07/28(日) 21:28:29.92 ID:aQU6q7Wf0

八幡「いや、それであきらめるくらいなら、最初から好きになったりしないだろ」

雪乃「さすが失恋の第一人者だけあって一家言ありそうな口ぶりね」

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18:[sage]
2013/07/28(日) 21:30:10.60 ID:aQU6q7Wf0

結衣「ヒッキー、デリカッセンないしっ」

八幡「いやそう言われても俺、お惣菜屋じゃねーし」

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19:[sage]
2013/07/28(日) 21:32:49.92 ID:aQU6q7Wf0

結衣「えーと、ちなみに、その篠塚さんのお友達が振られた相手って…?」

篠塚「それが…その…」

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20:[sage]
2013/07/28(日) 21:34:04.64 ID:aQU6q7Wf0

篠塚「えっと…あの…そうじゃなくて…」

雪乃「安心していいわ。比企谷くんは性根の腐った最低のクズ男だけれど、決して信頼を裏切るような真似はしないわ。最低のクズ男だけど」

以下略



21:
2013/07/28(日) 23:32:49.03 ID:aQU6q7Wf0

皆の視線が一身に集まる中、当の雪ノ下は言葉に詰まってただ目をパチクリさせている。

やがて、何か思い当たったかのように胸の前でポンと手を打った。

以下略



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