過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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444
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◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/06(金) 22:57:39.83 ID:upW2heo+0
「……」
俺も彼女の方を見れないまま、沈黙が続く。由比ヶ浜は前髪をいじったりセーターの首の部分を触ったりしている。
早く言わなければいけないと思うほど、体はうまく動いてくれない。口を開けても声がすんなりと出てこない。そのまま
以下略
445
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/06(金) 23:01:38.44 ID:upW2heo+0
何故か他人事みたいなセリフが出てしまった後、俺は安堵から前かがみになり両膝に手を置いてため息をついてしまう。
ようやく安心できた筈なのに、なんだか疲れがどっと噴き出してくるような感じがした。現時点でこんな調子で今日一日
俺の身はもつのだろうか?…………そんな不安が頭をよぎる。このペシミスティックな思考…………いつもの自分だな。
以下略
446
:
以下、新鯖からお送りいたします
[sage]
2013/09/06(金) 23:02:07.73 ID:sSkJpCBfo
キター
447
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/06(金) 23:05:50.77 ID:upW2heo+0
「お前さぁ…………もしかしてモテてるって自覚なかったりする?」
「えっ?あ……え……う〜ん……よくわかんない。告白とか…………そんなにされたことあるわけじゃないし」
“そんなに”って言ってる時点で充分モテてると思うのは私だけなんでしょうか……。今さらこんな話したところで別に
以下略
448
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/06(金) 23:09:15.33 ID:upW2heo+0
「……どうしたの?急に帽子なんてかぶったりして」
「え〜と…………だから……困るだろ?俺と一緒にいるところを知ってる人に見られたら」
俺がそう言うと由比ヶ浜は少しむっとした表情になり、ヒュッと俺の帽子のつばを掴んで奪い取ってしまった。
以下略
449
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/06(金) 23:10:53.32 ID:upW2heo+0
「……どうしたの?急に帽子なんてかぶったりして」
「え〜と…………だから……困るだろ?俺と一緒にいるところを知ってる人に見られたら」
俺がそう言うと由比ヶ浜は少しむっとした表情になり、ヒュッと俺の帽子のつばを掴んで奪い取ってしまった。
以下略
450
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/06(金) 23:12:40.14 ID:upW2heo+0
なんか二重投稿になってますね。
>>449
は無視してください
451
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/06(金) 23:16:15.12 ID:upW2heo+0
由比ヶ浜は笑顔でそう答え、強い意志を持った瞳で俺を真っ直ぐ見つめてきた。俺は彼女のその想いを無碍にもできず、
目を背けることはためらわれた。由比ヶ浜は俺が視線を合わせてくれたのに満足したのか、いったん帽子を俺の胸の前に
差し出してきた。
以下略
452
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/06(金) 23:20:24.80 ID:upW2heo+0
「じゃあそろそろ…………行こっか?」
「ああ」
由比ヶ浜が早めに来てくれたおかげで、ちょうど今ぐらいに待ち合わせ本来の時刻になっていた。彼女は行き先を全く
以下略
453
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/06(金) 23:24:20.80 ID:upW2heo+0
少し申し訳なさそうな表情のままの由比ヶ浜を促して、改札の中に進む。それから電車に乗るまでは、特に会話らしい
会話をすることもなかった。
ほどなくして東京行きの電車がホームに入線して、二人してそれに乗り込む。車内はそれなりに混んでいて、仕方ない
以下略
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