過去ログ - 世界が終わる前に考えた、いくつかのこと
1- 20
6: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:24:37.94 ID:p/27QdiH0

「店員さんが居ません。焼きそばパンが買えません先輩」

「こんな事態でいらっしゃいませって言われたら驚くよ」

以下略



7: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:25:49.89 ID:p/27QdiH0

「私やりたいことをやります。食べたいものを食べます」

家に戻った時には十一時過ぎで、玄関はもう塞がっていた。
少し高いお金を出して買った靴も、全て吸い込まれている。
以下略



8: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:26:52.07 ID:p/27QdiH0

「君は会いに行きたい人って居ないの? 家族だとかさ」

「居ました。もちろん。家族にも、もう連絡しましたし」

以下略



9: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:27:57.75 ID:p/27QdiH0

「日差しも弱くなってきたみたいだし、少し外行こうか」

「はい。そろそろ、裸足で歩くのは止めることにします」

以下略



10: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:28:55.18 ID:p/27QdiH0

小さな庭で彼女と靴を履き替えながら、軽く庭を見渡した。

蝉が唯一、僕らの静かな街を賑わせてくれているようだ。
さて、行く宛なんて考えてないけれど、どこに行こうか。
以下略



11: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:29:50.50 ID:p/27QdiH0

「先輩。喉が乾きました。コーラを買って下さいコーラ」

「君さっき、思いっきりコンビニで財布出してたじゃん」

以下略



12: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:31:04.29 ID:p/27QdiH0

「大きくなると、背が伸びて目線だって高くなります。
 でも、それは少し嬉しくて、悲しいことだと思います」

「遠くが見えるようになって、世界が狭く見えるよな。
以下略



13: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:32:03.36 ID:p/27QdiH0

「僕に都合のいい人間だけを周りに集めていたんだよ。
 自分を肯定してくれる人。合わせてくれる人だとか。
 そうしないと、僕は僕に自信が持てなかったからだな」

以下略



14: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:32:55.97 ID:p/27QdiH0

「実際、何もないと思ってたけど、色々あるもんだよな」

正確に言えば、見えるという意味合いでは何も見えない。
けれどそこには、見えない僕の幼少期の思い出があった。
以下略



15: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:33:41.54 ID:p/27QdiH0

不法侵入も今さら何もないが、内心できちんと謝っていた。

彼女は百葉箱をこじ開けていた。何をしてるんだろう。
そして、僕は竹馬に乗りつつも彼女に近づいて行った。
以下略



16: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:34:14.95 ID:p/27QdiH0

僕らは「あの頃なりたかった僕ら」になれたんだろうか?

学校の先生は神様みたいで、絶対で、とにかくすごい。
誰からも好かれる先生。大人ってすごい。かっこいい。
以下略



49Res/34.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice