1: ◆n9cydZxNSw[saga]
2013/08/10(土) 00:27:33.57 ID:OGetzeLF0
以前書き溜めておいた上琴ssを投下してみる。
文才無いですが暇なら付き合って頂けると幸いです。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/10(土) 00:30:08.49 ID:yybUaRteo
つ、付き合ってだなんて
3: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/10(土) 00:31:31.44 ID:OGetzeLF0
時刻は午前四時。外は暗闇に光を射した群青の空が支配している。
まぶたを半分開いた美琴が最初に見たのは、グレーのTシャツを着た上条の後ろ姿だった。
「……おはよう」
4: ◆n9cydZxNSw
2013/08/10(土) 00:35:59.00 ID:OGetzeLF0
忘れていたけど上条美琴同居設定でお願いします。
「美琴も来るか?……って無理だよなぁ」
5: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/10(土) 00:43:34.48 ID:OGetzeLF0
数十秒後、白のシャツやら下着やらを色々取り揃えて美琴の前に置いた。
「やっぱ今日は二人で散歩だ。服着たら行こうぜ」
その言葉を聞いた美琴は、嬉々として眼前の着替えに手を伸ばす。
6: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/10(土) 00:48:42.93 ID:OGetzeLF0
美琴にルートを聞いたら、「どこでもいい」との答えが囁くように帰ってきたので、いつも自分が走るコースを歩いて、最後に自販機のある公園に着く道を選んだ。
いつもの喧騒の無い学園都市を、上条は美琴をおぶって歩く。
季節は夏だが、この時間帯に吹く涼しい風が上条は好きだった。
いつになく上機嫌なのか、美琴が耳元で話しかける。
7: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/10(土) 00:52:32.20 ID:OGetzeLF0
午後五時十五分。
誰にも知られない二人の散歩は、最後の目的地である公園にたどり着いた。
背中の美琴を茶色のベンチに下ろして、ポケットから300円出して自販機に投入した。
自販機に向かう時点で「嫌な予感がする」と感じていた美琴だったが、案の定それは当たるもので、目を向ければ自販機に頭で寄りかかって
8: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/10(土) 00:54:50.54 ID:OGetzeLF0
帰宅後、美琴はベッドで手足をばたつかせて激しく悶えていた。
言うまでもなく朝の事なのだが、自分でもペットボトル半分250ml使ってしまったのはまずかったと自覚していた。
唯一の幸運は、公園に誰も来なかった事だろう。
そんな美琴とは裏腹に、上条は密かに次回の散歩の計画を立てていたのだった。
9: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/10(土) 00:56:54.04 ID:OGetzeLF0
深夜のテンションで恥ずかしい物投下してしまいました。後悔はしています。
何か本当にすいませんでした。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/10(土) 00:59:00.38 ID:HOlD0sss0
乙 これは良い上琴 続くよね?
11: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/10(土) 01:02:07.14 ID:OGetzeLF0
>>10
ありがとう。
他にメインのssがあるからそれが詰まったらまた書こうと思います。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/10(土) 01:08:42.26 ID:HOlD0sss0
ここはのっとり禁止だから また書いてくれるのを待ってるわ
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/10(土) 01:10:11.64 ID:h0MiVOyAO
乙
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/10(土) 01:22:41.79 ID:2qxq/t0u0
乙です
美琴さんは若干ヤンデレ入ってる…?
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/10(土) 02:47:06.66 ID:3DSiR9I6o
ヤンデレ美琴最近少ないよなぁ
乙
16: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/10(土) 07:35:14.97 ID:OGetzeLF0
ファミリーレストランのボックス席に、三人の青年が座っている。
その中の一人、机に突っ伏したまま動かない上条当麻を、向かいの浜面仕上と一方通行が奇異の目で見つめているという、かなり可笑しな状況だった。
一方通行の携帯に、『奢ってくれ』といった内容の上条からのメールが送られてきたのは、午前十一時過ぎの事であった。
17: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/10(土) 08:40:31.42 ID:OGetzeLF0
ウェイターが来たのでドリンクバー3つと上条の為に腹に溜まる料理を5、6品注文すると、ウェイターは手元の端末にオーダーを書き込んで愛想のいい笑顔と共に去っていった。
「……ンで、その情けねェ格好は何だよ」 「あのシスターちゃんは、今は大将がいた高校の寮の筈だろ?」
全ての騒動が終わった後、インデックスは上条の高校に入学して勉学に励んでいる。 よって彼女にも学園都市から生活費が与えられ、上条がインデックスの為に食費をすり減らす事はなくなった。
なくなったのだが、原因はそれではない。
18: ◆n9cydZxNSw[saga]
2013/08/10(土) 21:53:07.16 ID:OGetzeLF0
浜面が3つの飲み物の入ったコップを持って席に座った。
自分はコーヒーを取り、上条に烏龍茶を勧めた一方通行は、話の根幹を聞きだすべく、正面の上条を促した。
「いい加減言えよ上条。オレは気が短けェンだよ」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/10(土) 23:03:03.61 ID:2qxq/t0u0
ほう…
20: ◆n9cydZxNSw[saga]
2013/08/11(日) 20:12:41.69 ID:MPejj0780
「浜面。俺この前お前に本借りたよな?」
「あぁ。あの本な」
「ベッドの下に隠しておいたんだけど、美琴が俺が学校行ってる時に見つけちまったんだよ」
21: ◆n9cydZxNSw[saga sage]
2013/08/11(日) 20:36:48.84 ID:MPejj0780
「それでェ?まさかそンだけでくたばるテメェじゃねェだろォ」
手を頭の後ろで組んで、それまで話に興味なさげな態度をとっていた一方通行が、さらに上条に告白を促す。
はぁー、と大きな溜め息をつき、上条は至って簡潔に不調の原因を口に出した。
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