13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/10(土) 22:46:59.09 ID:lBj8T8j90
モバP「……すいません」
あい「やはり気づいていたか。それならば、自覚のあるなしを差し置いても、事務所のアイドルの大半が君に好意を抱いていることも承知しているね?」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/10(土) 22:47:28.43 ID:lBj8T8j90
あい「しかし、プロデューサーくん。残念なことに、私は君が想定しているほど男女交際の経験があるわけではないよ」
モバP「そうなんですか」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/10(土) 22:48:11.59 ID:lBj8T8j90
あい「けれど、私だって人と付き合った経験はある。それや友人から受けた相談を基にアドバイスができないこともない」
モバP「お願いします」
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2013/08/10(土) 22:48:52.85 ID:lBj8T8j90
モバP「いや、でも実際にそういう出来事が起きているとは……」
あい「私も初めて告白されたときは驚いたさ。しかし、二回三回と繰り返すうちにすっかり慣れてしまった。思いを打ち明けてくる子がいつだって年下なのも影響していたのかもね」
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2013/08/10(土) 22:49:21.98 ID:lBj8T8j90
あい「初めてのデートもこれと言って特徴のない平凡なものだった。傍からは仲睦まじい友達同士にしか見えなかっただろう。かく言う私もこれがデートだなんて意識は、半日も経たないうちに忘れてしまった。今思い出したけど、普段は絶対に行かないような可愛らしい内装をした雑貨屋にも行ったよ。あれは新鮮な体験だったな」
あい「……デートの最後に私たちはとある公園を訪れた。広い海浜公園で、肌寒い季節だったせいか人はいなかった。私の隣に座った後輩の笑みはいつもとは少しだけ違っていたよ。私は彼女を慮れなかったけれど、後輩はずっと前から決意していたんだろうね」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/10(土) 22:49:57.57 ID:lBj8T8j90
モバP「……」
あい「で、私の唯一の交際経験を聞いた感想はあるかな?」
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2013/08/10(土) 22:50:33.78 ID:lBj8T8j90
あい「まぁ、つまり何が言いたいのかというと」
あい「子供の気持ちを子ども扱いしてはいけないよ。確かに幼い恋心はやがて煌びやかだったものへの憧れとして処理されるかもしれない。私の後輩がそうだったようにね」
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2013/08/10(土) 22:51:53.97 ID:lBj8T8j90
モバP「……俺は」
あい「ん?」
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2013/08/10(土) 22:53:31.15 ID:lBj8T8j90
モバP「で、今のは何ですか?」
あい「意味のあるキスだと言いたいところだけど、その様子では私の言いたいことは伝わらなかったかな」
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2013/08/10(土) 22:54:31.58 ID:lBj8T8j90
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/10(土) 22:56:19.04 ID:lBj8T8j90
☆事務所
モバP「す、すいません!! 完全に寝坊しました!」
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