過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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663: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:09:32.16 ID:DtkKb4Jxo

霞「…そう。ごめんなさい。変な事言ってしまったわね」
小蒔「良いんですよ。私だって…今の状況が異常だって分かってるんですから」

霞の言葉に、小蒔はその笑みを崩さずにそう返した。
以下略



664: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:10:01.68 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「それに何より…私に霞ちゃんたちって言う…大事な家族を作ってくれたんです」

そして最後に浮かび上がってきたのは目の前の霞たちを筆頭とする家族の事だ。
土台こそ幼い頃から出来ていたとは言え、こうして家族と呼べるようになったのは最近である。
以下略



665: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:10:31.45 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「ここに『LOVE♥』って入れるんですよー」
霞「そ、そう…?」

そう言って小蒔が見せる真っ赤なマフラーに霞はその頬を引き攣らせた。
以下略



666: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:11:00.09 ID:DtkKb4Jxo

霞「(とは言え、手伝う訳にもいかないでしょうし…)」

そんな苦労も乗り越えてきた霞が手を貸せば、小蒔はきっとすぐさまそれを完成させる事が出来るだろう。
だが、そうやって手を貸せば、それは小蒔の望むものにならない事くらい霞にも良く分かっていた。
以下略



667: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:11:47.46 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「それで…何か用ですか?」
霞「あ、そうそう。忘れるところだったわ」

小蒔の言葉に霞はそっと手を打って、そう返した。
以下略



668: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:12:15.89 ID:DtkKb4Jxo

霞「当時の巫女は既に結婚していた。けれど、それは彼女にとって望まない結婚で…二人は駆け落ちしようとしていたみたい」
小蒔「駆け落ち…」

その言葉に小蒔はそっと胸を抑えた。
以下略



669: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:12:43.36 ID:DtkKb4Jxo

霞「でも…殺したりは出来なかった。それは…その人が生き残った中では尤も神代の本流に近い人だったから」

それを覆すような事実を小蒔に伝えるのは霞とて辛い。
ある程度、世間慣れしている自分ならともかく、小蒔がそれに耐えられるかという不安はどうしてもあった。
以下略



670: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:13:16.58 ID:DtkKb4Jxo

霞「六女仙が大事にされていたのも…有事の際には巫女になりうる存在だから。そして…神代家の男子に嫁ぎ、血を濃くする為の存在だったから」

そう自嘲気味に口にする霞の声は少しだけ疲れていた。
勿論、霞とて六女仙などと持ち上げられて、良い気になっていた訳ではない。
以下略



671: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:14:02.58 ID:DtkKb4Jxo

霞「(でも…私は自分の事で頭が一杯で…)」

これまで少なからず尽くそうとしてきた家の知りたくなかった『真実』。
それに霞が最初に覚えたのは強いショックであり、誰かに対する気遣いではなかった。
以下略



672: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:14:32.90 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「だって…もし、本当にその須賀さんたちが京太郎様のご先祖様なら…私達は運命的な出会いをしたって事ですから」
霞「あ…」

一時は引き離され、無縁となったはずの二つの家系。
以下略



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