過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「その2だね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2013/12/19(木) 02:37:54.09 ID:R1E93cZx0
その言葉は、まるで悲痛な叫びのようだった。
実際には、今回の件に奈緒に非など一切ない。自分のせいだと言うその言葉は誤り。
しかしそれでも、彼女は自分自身を責めずにはいられないのだろう。
もっと上手くやっていれば、もっと注意していれば、こんな事にはならなかったのではないか。
そう思わずには、いられないのだ。
八幡「……けど確かに、ライブを先延ばしにするのは俺もあまり好ましくはない」
由比ヶ浜「え?」
八幡「このタイミングでライブを中止にすれば、それこそまるで後ろめたい事があるように思われる可能性があるからな。それに先延ばしにして誤解が解ける保証もない」
ならばいっそ、思い切って実行した方がいいとさえ俺は思っている。逆にライブで評価をひっくり返せる可能性もあるしな。しかしそれにしたってイチかバチかにはなるだろうが。
奈緒「……」
奈緒は変わらず俯いたままだ。
何も出来ない現状に、歯痒さを感じているようにも見える。
さて、どうする。
この問題を治める、方法はーー
八幡「……まぁ、方法が無い事も無い」
奈緒「っ!」
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