過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:41:38.73 ID:ILGw8eTRo

「それ、おにいちゃんが書いたの?」

 しばらく経ってから、彼女はそんなふうに口を開いた。

以下略



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:42:20.95 ID:ILGw8eTRo

 どうして、どうして、と、なににでも説明を求めてくる奴が嫌いだった。
 彼女はそういうのとは違う。それは分かっているんだけど。

「……オスグッド病って知ってる?」
以下略



165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:43:02.99 ID:ILGw8eTRo

 別に上手かったわけでもないし、好きだったわけでもない。
 そんな奴が走れなくなったからって気に掛ける奴なんていなかった。

 別に運動が好きだったわけじゃないんだし、走れなくてもいいんじゃない? なんて言う奴までいた。
以下略



166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/29(木) 17:43:51.64 ID:ILGw8eTRo
つづく


167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/29(木) 20:06:23.74 ID:62EAk8+JO



168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/29(木) 20:51:40.72 ID:PTcesv8Wo



169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/30(金) 20:05:22.13 ID:2i4JNhXpo


 
 月曜の朝は雨が降っていた。

以下略



170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/30(金) 20:06:30.95 ID:2i4JNhXpo

 ぼんやりと浸っていると徐々に人が増え始めた。 
 賑やかになりはじめるが、クラスメイト達の表情もどこか精彩を欠いている気がする。
 
 みんな雨が憂鬱なんだろうか。月曜日だからだろうか。
以下略



171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/30(金) 20:07:14.71 ID:2i4JNhXpo

「それにしても、変わり映えしないよな」

 ビィ派は教室の中を見渡してそう言った。
 
以下略



172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/30(金) 20:08:03.52 ID:2i4JNhXpo

 特に面白い話題もなくて、話はすぐに途切れてしまった。
 ビィ派は自分の席につくと顔を埋めて眠りはじめた。

「おまえはなんで眠そうなの?」
以下略



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