過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
1- 20
388:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:25:37.72 ID:4zbhAxRHo

「ご飯なに?」

 と、そのままの姿勢で訊ねた。

以下略



389:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:26:18.86 ID:4zbhAxRHo

「うん」

 と言いながら、俺は左手でも同じように妹の頬をつねってみた。

以下略



390:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:27:07.93 ID:4zbhAxRHo

 風呂をあがって着替えを終えた頃には夕飯の準備は済んでいたらしかった。
 従妹はリビングのソファで気持ちよさそうに眠っていた。
 
 こういう姿を見せられると、居候のくせに、などと心にもないことを言ってからかいたくなってくる。
以下略



391:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:27:34.10 ID:4zbhAxRHo

 俺はソファで横になる従妹の表情をぼんやりと観察してみた。
 子供みたいな顔で眠る奴だ。毒気もない。
 
 それにしたって、似たような遺伝子の持ち主のはずなのに、妹といい従妹といい、俺とはなんでこうも顔のつくりが違うんだろう。
以下略



392:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:28:27.09 ID:4zbhAxRHo

「勝手な奴め」

 拗ねるような気持ちで呟いたとき、従妹の唇がかすかに動いて、鼻からふっと息が漏れた。
 そして、何事もなかったかのように、また落ち着いた呼吸に戻る。
以下略



393:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:29:11.55 ID:4zbhAxRHo

 気恥ずかしい気持ちを怒りでごまかす。従妹はこほんと咳払いをした。

「……いや、寝てるところを傍でじろじろ眺めてる人がいたら、目を開けるタイミングに迷うというか、ね?」

以下略



394:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:29:39.97 ID:4zbhAxRHo

「そっか。おにいちゃんも寂しかったのか」

『も』。
 
以下略



395:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/15(日) 19:30:10.93 ID:4zbhAxRHo
つづく


396:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/15(日) 22:24:54.23 ID:Wg7tGV4hO



397:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/16(月) 10:27:31.08 ID:RAVMTEObO
かわいい


642Res/457.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice