過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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448:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:47:45.85 ID:TSSmLI+Wo

◇

　何があるというわけではない。
　つまらない街並み。どこにでもあるような、ありがちな住宅街。
以下略


449:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:48:13.13 ID:TSSmLI+Wo

「……あ」

　不意によぎる記憶があったけれど、たぶんそれは違う。

以下略


450:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:48:39.33 ID:TSSmLI+Wo

「昔からさ」

　不意に、従妹は口を開いた。

以下略


451:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:49:08.81 ID:TSSmLI+Wo

「……今は？」

　そう問いかけると、従妹は困ったように笑った。

以下略


452:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:50:06.85 ID:TSSmLI+Wo

「まあ、つまり、その……」

　何かを上手に言いたいのだけれど、上手く言えない、というような、そんな表情。
　だから俺は当てずっぽうで、
以下略


453:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:50:38.45 ID:TSSmLI+Wo

「人の言葉でしょう？」

「共感できない言葉なら使ったりしない。自分の思考を言い当てていると感じるから引用するんだ。
　俺たちに言葉は難しすぎる道具だよ。いろんな人がいろんな言葉や文章を残すけど、そんなに普遍性はない。
以下略


454:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:51:09.25 ID:TSSmLI+Wo

「……ま、いいか」

　従妹はそんなことを言った。そこで切り上げてくれてよかった。それ以上話をするのは面倒だった。
　
以下略


455:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:51:46.95 ID:TSSmLI+Wo

「もっとひらがなっぽく」

　……ひらがなっぽいってなんだ？　
　それでも言われた通り、もう一度繰り返す。
以下略


456:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:52:24.11 ID:TSSmLI+Wo

「いや、まあ、それはともかく、乳房があるからといって女性だとは言い切れないよね」

「……そう、か？」

以下略


457:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/20(金) 18:53:03.68 ID:TSSmLI+Wo
つづく

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