過去ログ - リヴァイ、エレン 「その先にあるもの」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/08/22(木) 23:15:46.49 ID:qaDYtG7q0
衰弱しきったエレンがうっすらと目を開け、俺を視界にとらえた。
「・・・兵・・・長・・・・・?、足、は・・・・」
「問題ねぇ。 これからエルヴィンと合流する。 ・・・大丈夫か? 」
「・・・団長に、伝え、・・・・、巨人は・・・ライナーで、ユミルが・・・力を盗んで、クリスタ・・・・を・・・・・ 」
「おいエレン、しっかりしろ。すぐにエルヴィンのところに連れて行く。 お前の口から直接伝えろ 」
エルヴィンはどんな些細なことも逃さない。俺からの又聞きより、エレンの口から直接きかせる必要がある。
ここで意識を失ったら、毎晩見る夢のように、起きた時には詳細な記憶も沈んでしまう可能性があった。
俺は合流するまでの間、エレンに話しかけ続け、時に罵倒し(さすがに手を出すのは控えたが)、
エレンもかろうじて意識を保ち続けた。
エルヴィンの元にたどり着いたとき、今にも意識を手放しそうだったエレンの目にあの強い光が戻った。
悪くない。こいつは、何度も死線を越え、死に触れ、化物にすら成り果てた今尚、その魂は折れていないのだ。
口に出したりはしねぇが、俺はその強さを買っている。
形は違えどその本質は俺のそれと似ていたので、どこかで親近感を持ったのかもしれない・・・・
俺はエルヴィンに拾われるまで天蓋孤独の身だったが、もし出来の悪い弟でもいたのなら
こんな感じなのだろう、という程度には。
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