35: ◆NikGLKvdxM[saga]
2013/08/28(水) 00:15:34.49 ID:sGxN2E0V0
魔王「飛び道具は任せたぞ。俺はこのねーちゃんだ」
勇者「了解。……こんなつまんねぇトコで死ぬなよ」
魔王「……ハッ。天下の魔王様がこんな味気ねぇ場所で死ぬかよ」
36: ◆NikGLKvdxM[saga]
2013/08/28(水) 00:39:30.67 ID:sGxN2E0V0
魔王「オラオラ、どうしたねーちゃん!?さっきの威勢はどこいった、防戦ばっかかぁ!?」
●●●「…………」
魔王「ご自慢の剣も随分短くなったなぁオイ!もうあと何回で機能しなくるんだろうなぁ!」
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/28(水) 15:43:37.13 ID:j1BLoFLR0
乙
38: ◆NikGLKvdxM[saga]
2013/08/28(水) 22:49:41.82 ID:sGxN2E0V0
背後から響く鈍痛。それは幾度となく体感した勇者の一撃によく似ていた。
魔王「……なんの冗談だ、おい」
しかし、それは一撃ではなく。
39: ◆NikGLKvdxM[saga]
2013/08/28(水) 23:03:05.08 ID:sGxN2E0V0
●●●「潔く死ねばいいものを。抗おうとも苦しみが増すだけだろうに」
魔王「……生憎、世界征服するまでは死ねなくてね」
●●●「哀れだな。そうまでして生に依るか」
40: ◆NikGLKvdxM[saga]
2013/08/28(水) 23:27:01.60 ID:sGxN2E0V0
宙を漂う七つの刃は無規則に、無軌道に魔王に襲いかかる。
されど、魔王とてそう簡単にやられる訳ではない。規則性のない刃をすんでの所で交わしながら進退を繰り返している。
魔王「どうした、次で殺すんじゃねぇのか?」
41: ◆NikGLKvdxM[saga]
2013/08/28(水) 23:52:52.39 ID:sGxN2E0V0
●●●「…………」
剣を振り下ろした。多少の嗜虐心があったのだろう、頭ではなく少しバカラ横にずれ、右腕を切り落としたはずだった。
42: ◆NikGLKvdxM[saga]
2013/08/29(木) 00:28:07.49 ID:Zl8AV8qb0
勇者「……(こりゃ、面倒だな。矢より早く、槍より鋭い)」
○○○「アハハ、どうしたのかにゃー?さっきまでの威勢はー?」
勇者「そのウゼぇ喋り方やめろ!」
43: ◆NikGLKvdxM[saga]
2013/08/29(木) 00:42:37.94 ID:Zl8AV8qb0
○○○「わぉ、突撃?かーっくぅいー」
勇者「てめぇの攻撃は全部直進的なんだよ、馬鹿が!」
○○○「だけど、私は動きながら攻撃できるんだよー?」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/29(木) 01:51:46.93 ID:x/Fq2K7oo
何このかっこいい魔王と勇者
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