過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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206
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◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:00:12.48 ID:Vl9ebFvao
「上位個体、」
ふと後ろから声がした。妹達の一人である。
以下略
207
:
◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:00:54.57 ID:Vl9ebFvao
スライド式のドアを開けてみる。
犯行現場、というわけではないが、見付かったときのままにしているのだろう。窓は開けっ放しで、ドアを開けた拍子に朝の冷たい風が吹き込んできた。
以下略
208
:
◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:01:47.96 ID:Vl9ebFvao
「………、分からない、」
元からそれほどはっきりした感覚ではなかった。何となくそんな予感がする、その程度のものだった。だけれど少年は全く彼女の気配を感じられないことに酷く動揺した。まるで彼女がこの世からふっと消えてなくなってしまったような感覚に陥った。
ありきたりな表現ではあるが、足元が崩れていくような気がした。こんなにも自分は彼女という存在に支えられていたのだと今更ながら実感する。彼女は常日頃、こちらに迷惑をかけてばかりで申し訳ないというようなことを考えているようだったけれど、彼女が自分に頼るよりもずっと、自分が彼女に依存していたところの方が大きかったのだと理解した。
以下略
209
:
◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:05:56.62 ID:Vl9ebFvao
「あくせられーたが行方不明?」
以下略
210
:
◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:09:13.37 ID:Vl9ebFvao
以下略
211
:
◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:10:00.12 ID:Vl9ebFvao
「あいつのため?どういうことだ?」
思わず少年が口を挟んだ。それこそベッドの上で上体だけ起こした彼女を揺さぶってでも問い詰めたい気持ちであったのを、必死で抑えていることが誰にでも分かるような有り様だった。
そんな少年の様子にも慌てず、滝壺はぽつりぽつりと答え始める。
以下略
212
:
◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:11:59.25 ID:Vl9ebFvao
「………、私がMNWを借りたとき、ほんの一瞬だけだったけれど、私とあくせられーたのAIMがごちゃごちゃに混ざり合うような感覚があったの。」
以下略
213
:
◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:13:23.71 ID:Vl9ebFvao
「でも、AIMがいつもと違うからって能力使って体調を崩すようなことってあるのかな、ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり。」
「超能力の根源は「自分だけの現実」であるから、他者の「自分だけの現実」に干渉されたような状態で不調を来すのは考えられないことじゃないわ。要するに、「いつも通りの自分」であることが非常に重要な意味を持つものなのよ、超能力というのは。」
以下略
214
:
◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:14:32.71 ID:Vl9ebFvao
「でも、本当に滝壺さんの言うようなことが起きていたとして、あの子が行方不明になった理由は何かしら。」
以下略
215
:
◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/10/24(木) 05:15:36.15 ID:Vl9ebFvao
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