過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2014/12/23(火) 15:56:28.30 ID:DKmpxMOBo
「けれど、彼女は何をどうしたらあんな状態になったの?外傷こそ男の子よりも目立たなかったものの、内傷はとんでもない状態だったわよ。」
「俺達は別行動だったから何も分からない。そっちの子たちの方が何か知ってるんじゃないか。」
浜面がくい、と妹達2人の方に視線を向けた。指名された2人は予想に反して困惑顔である。
「ミサカはずっと意識がなかったから分からない、ってミサカはミサカは正直に打ち明けてみる。」
「ミサカだってよく分かんないよ。あの人が何か変な歌を歌ったらずっとぐったりしてたこのおチビが復活して、逆にあの人がぶっ倒れたんだ。それだけ。」
「歌?」
「歌って言っても、歌詞とか音程とか滅茶苦茶だよ。フツーの音楽って感じじゃなかった。多分幻想御手みたいな人体に干渉する特殊な波長なんだと思うけど。」
番外個体は科学で説明できない現象について自分なりに仮説を立てていた。幻想御手事件は学園都市中を巻き込んだ事件だったので、その解決に奔走した御坂だけでなく暗部として街の後ろ暗い部分に生活していた麦野や滝壺、スキルアウトをやっていた浜面にも理解がしやすい。
一方、エリザリーナは打ち止めが数時間前までどのような状態であったか知っているため、それが科学的な技術ではなく、魔術的な力であっただろうことを即座に理解した。しかし彼らに説明しても理解を得にくいだろうと思ったのか、その不可思議な現象を説明することはなかった。
「彼らの状態がもう少し安定したら、あなたたちに声を掛けるように部下に伝えておくわ。そうしたらなるべく早く学園都市に戻るようにしなさい。この状況ではさすがに帰り道までの世話をすることはできないわ。」
そもそも学園都市の子供たちがここにいること自体がおかしいのだ、彼らに安全な帰り道を提供できなかったとしても彼女の責任ではないだろう。御坂を始めとしたその場の面々は特に不満があるということもなくその言葉に頷いた。
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