過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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83: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/09/13(金) 22:30:28.99 ID:ZglM4QS1o

「そォ言えば、今日オマエ来るンだっけか。悪かったな、客にこンなナリ見せて。」

客の前に出る格好ではないということは理解しているらしい。しかしはっきり言わせてもらえば家族や同居人にも堂々とは見せられないレベルだ。自分があられもない姿をしているという自覚があるなら、端から着替えるなり何なりしてから現れて欲しい、というのが御坂の率直な感想であった。
そういった文句を言い連ねたところ、返ってきた言葉は恐ろしく素っ気ないものだった。

「別にいいじゃン。女しかいねェし。」

「女しかいなくたって気になるもんは気になるわ!何よりアンタ第一位なのよ!!どこで誰に監視されてるか分かんないでしょーが!!!」

何だコイツ黒子の仲間か同類か。いやそれにしちゃ下着が素っ気ない、露出度は大差ないが。しかし明らかに性的な意図を感じさせる白井の下着よりも、素っ気ない男物を身に付けているこの女の方が妙に艶っぽく感じられるのはなぜだろう。
同性ながら御坂が妙にどぎまぎしているところに、彼女はくァ、と猫のようなあくびを一つしてから気のない返事をした。

「まァ、監視はされてるだろォけど。別に見られてもよくね?」

「いいわけあるかぁ!!!」

堂々と、それこそリビングの大きなガラス戸に向かって胸を張るようにして言った第一位にマジでラリアット仕掛けようかと思ったと、後々御坂は語った。例え高層マンションの上層階であっても、大きなガラス戸越しに誰に監視されているか分からない、それが学園都市である。



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