71:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/03(火) 00:53:14.32 ID:AoxTbu740
石丸「……だ、大丈夫かね?何か落としたようだが」
桑田「……、…………」
桑田君は酷い有様だった。彼なりに整えていたのであろう髭はだらしない無精髭と化していた。
72:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/03(火) 00:55:31.80 ID:AoxTbu740
桑田「…………ぁ、ぁぁぁぁぁぁ」
突然、耳元で聞き落としてしまいそうなほど小さな小さな悲鳴が聞こえたかと思うと、僕を突き飛ばし桑田君は走り出した。
僕が身体を立て直そうとモタモタしている間に、彼は棚に身体をぶつけ、落ちてくる菓子を払いながらもフラフラと駆けて行く。
73:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/03(火) 00:56:45.63 ID:AoxTbu740
霧切「来たわ。でも、捕まえられなかった」
苗木「凄いスピードで自分の部屋にはいっちゃったんだ。止める隙なんてなかったよ」
石丸「どんな、様子だったかね?」
74:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/03(火) 00:58:23.78 ID:AoxTbu740
霧切「…最悪の事態を想定する必要があるかもしれない」
苗木「最悪の事態?」
霧切「彼が殺人、もしくは…自殺をするかもしれないということよ」
75:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/03(火) 01:00:13.78 ID:AoxTbu740
霧切「やめておきなさい。今むやみに刺激をしてはまずいわ。彼女もまた、不安定な状態よ。また何かをするかもしれない」
苗木「舞園さんは、もう何もしないよ」
霧切「どこにそんな確証があるの?むしろ彼女は一度一線を超えているわ。心理的ハードルは桑田君よりも低いはずよ」
76:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/03(火) 01:01:21.46 ID:AoxTbu740
霧切「あなたも。あまりあんな風に高圧的に話すのはやめた方がいいわよ」
石丸「僕は高圧的に話しているわけではないが」
霧切「あなたにそんなつもりが無くても、あなたの大きな声と、その目は相手に威圧感を与えてしまうわ。気をつけた方がいい…特に、桑田君と舞園さん相手には…ね」
77:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/03(火) 01:03:33.53 ID:AoxTbu740
石丸「朝日奈君はプールだろうか…む?」
腐川「スリスリスリスリスリスリ」
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2013/09/03(火) 01:04:46.26 ID:AoxTbu740
更衣室前
石丸「…不二咲君?」
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2013/09/03(火) 01:06:41.46 ID:AoxTbu740
特に着替えることもせず、プールへと向かう。靴を変えるべきかとも思ったが、プールに近づかなければ平気だろうと判断した。
80:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/03(火) 01:07:52.27 ID:AoxTbu740
石丸「本当に、すまなかった…僕は自分がどれだけ自分本位な行動をとっていたのか、理解していなかったのだ」
朝日奈「ほんともういいよ。石丸が悪かったわけじゃないんだし、黙ってた私も悪かったし。」
石丸「そういってもらえると、助かる」
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