過去ログ - 京太郎「これが今の俺に出来る最高の和了だ……!」
↓
1-
覧
板
20
2
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:12:30.72 ID:7LZi9ZuAO
――俺は時々こう聞かれる事がある。
以下略
3
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:14:28.91 ID:7LZi9ZuAO
――
夏の気配が遠ざかり、入れ替わりに秋特有の気配が空気に混じり始める日々。
清澄高校麻雀部の部室で一人の少年が欠伸を噛み殺し、本を読みながら時折ペンを走らせていた。
以下略
4
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:17:03.59 ID:7LZi9ZuAO
「えーっと、この状況で捨てる牌は……」
こんな風に多分に皮肉も混じっているあだ名の数々を与えられている京太郎だが、本人は特に気にしていない。
理由は諸々あるがその中でも大きいのは、彼が軽そうな見た目に似合わず温厚な性格をしているという事と、彼はそれを当然の事として受け入れてるという二点だろう。
以下略
5
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:19:24.32 ID:7LZi9ZuAO
――
「こんにちはー」
それから数分後、部室に来た宮永咲を出迎えたのは開けっ放しの窓から入り込む風とそれに揺られるカーテンだった。
以下略
6
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:21:45.35 ID:7LZi9ZuAO
――
「ちくしょう、ついてねえな……」
一方咲がとんでもない勘違いをしているどころか来ている事にもまだ気付いていない京太郎は、屋根の端に立ちながら数分前に自分を襲った悲劇に頭を抱えていた。
以下略
7
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:23:27.26 ID:7LZi9ZuAO
「さ、咲ぃ!?」
いきなりの衝撃に京太郎が何事かと後ろを見てみれば、そこにいたのは彼が常日頃ちんちくりんとからかっている少女の姿。
普段はよく転び、よく迷子になるおそらく京太郎が一番仲のいい女友達は、どこにこんな力があるのかと言いたくなるくらい京太郎の腰をガッシリと掴んでいる。
以下略
8
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:26:19.88 ID:7LZi9ZuAO
「だめ、だめ、だめだよ京ちゃん!確かに京ちゃんが麻雀の腕がなかなか上達しないって悩んでたのは知ってたけど、何も死ぬことなんてないよ!早まらないで京ちゃん!」
腰にしがみついたまま泣き叫ぶ咲に京太郎は彼女がとんでもない勘違いをしているのだと察した。
察しはしたのだが……はっきり言って今はそれどころではない。
以下略
9
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:29:26.69 ID:7LZi9ZuAO
――
「京ちゃん!なんでこんな事したの!いくら悩んでるからって自殺なんて……」
鼻血を止め、部室に戻った京太郎は涙目の咲に詰問されていた。
以下略
10
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:31:06.25 ID:7LZi9ZuAO
――
「……」
咲が多分に主観の混じった話をしてくれてから数分後、椅子に座りながら京太郎は目の前の惨状にどうしたものかと頭を抱えたくなった。
以下略
11
:
◆zkhBdYvVqI
[saga]
2013/09/02(月) 19:35:39.93 ID:7LZi9ZuAO
「ひっく、ぐすっ……きょ、京太郎、私のせい?私がいつも負けた時馬鹿にしてたから……」
「ゆーき……」
以下略
12
:
以下、新鯖からお送りいたします
[sage]
2013/09/02(月) 19:43:04.49 ID:NVQcw+cAO
待ってた!
549Res/221.03 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 京太郎「これが今の俺に出来る最高の和了だ……!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1378116578/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice