過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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493:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:02:22.90 ID:ZbrusG1n0
笛吹男「アルカナ一枚で詠唱も不要。人様から借りた力とはいえ、チート過ぎます――」

 ぼき、と。
 つまらなそうに呟く笛吹男の首が。地面へ対して直角にねじ曲がる。

以下略



494:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:03:32.64 ID:ZbrusG1n0
バードウェイ「たかが盗賊如きに騙され、最後の最後で切り札を失う――笑えばいいさ」

バードウェイ「この程度の私達をなっ!」

上条「……レイヴィニア!聞いてくれっ!」
以下略



495:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:04:49.80 ID:ZbrusG1n0
バードウェイ「……なん、だと?」

上条「結社を誇りに思う、自分の先祖が築いてきたもんを大切にするのは、わかる」

上条「誰だって間違うじゃねぇか!失敗するだろうが!どんだけ立派な人達だったとしてもだよ!」
以下略



496:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:06:02.85 ID:ZbrusG1n0
上条「俺のボスは……アレだよ!もっとこう余裕たっぷりでクソムカつくガキなんだよ!」

上条「騙されたら万倍に返さないと気が済まないような、そりゃあもう酷い酷いブラック企業も逃げ出す奴だって!」

上条「平気で部下は騙すは足蹴にするわっ、ちっこい割には態度がビッグで偉そうだけど!」
以下略



497:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:07:08.86 ID:ZbrusG1n0
バードウェイ「……あぁもうイラつく!何であんな盗賊如きにここまでいいようひっかき回されるんだっ!」

上条「そりゃ相手が上手に立ち回ってるだけだって事じゃ……?」

バードウェイ「私の祖先も祖先だっ!こ、のっ!完璧なレイヴィニア様でなかったら、きっと今頃『びぇぇぇぇぇんっ!』って泣きじゃくっていただろうがな!」
以下略



498:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:08:12.95 ID:ZbrusG1n0
 上条当麻が静かに後ろからバードウェイを包む。
 ただし『右手』は触れぬよう、そして飛んできた術式を打ち消せるように、敵へと向けて。

 先程までの言葉とは裏腹に、腕の中で小刻みに震える少女はやはり。
 年相応のそれと変わらない。
以下略



499:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:09:11.72 ID:ZbrusG1n0
バードウェイ「『全ては無に、無は全てに還元される――そう、死神は蕩々と説き逝く』」

――『死神』のアルカナ

バードウェイ「『逆巻く力は行き場を失い、我が身を滅ぼす力とならん』」
以下略



500:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:10:17.28 ID:ZbrusG1n0
 ヴゥン、と膨大な威力の魔力が形を取る。
 色無き色を無色に染まり、形無き形を得て。
 この世界に召喚された力場が不可視の存在となり、停滞する。

 主からの命を受け、襲いかかる猟犬の如く。ただ、忠実に傅く。
以下略



501:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:11:37.98 ID:ZbrusG1n0
バードウェイ「さて――これで終りだよ、『笛吹男』」

バードウェイ「君の、君達の長い長い流浪の旅は、今日ここが終着点だ」

バードウェイ「哀れな人攫いよ。ルーツを持たず、人様の命を掠め取って生き長らえてきたドラクルよ」
以下略



502:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:12:32.44 ID:ZbrusG1n0
 ゾン!

笛吹男「……ぁ?」

マーク「すいませんね。いやはや、美味しい所を持って行ってしまいまして」
以下略



503:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:13:41.99 ID:ZbrusG1n0
――飛行場跡

笛吹男「……全く。ペテンにも程がある……」

バードウェイ「まだ息があるのか。流石に魔導書持ち相手に、全力の2割程度じゃ殺しきれなかったようだ」
以下略



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