過去ログ - 【とあるSS】壊れた窒素と、打ち砕く幻想
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27:K[saga]
2013/09/06(金) 01:12:05.51 ID:WPhRrGRRo
どうも、超>>1です

明日、投下の予定でしたが、所用でこれるか分からないのでこの時間に投下します

>>26
以下略



28:K[saga]
2013/09/06(金) 01:14:04.17 ID:WPhRrGRRo

 地面を叩くヒールの音が、施設内に木霊する。
 一定のリズムで叩かれる音に、もう一つ。
 まるで親鳥の後を懸命に追う雛のような可愛らしい足音。

以下略



29:K[saga]
2013/09/06(金) 01:15:17.89 ID:WPhRrGRRo

麦野「はぁ……ったく、今度は何をやらかしたんだよ。本気でギャラの配分考えんぞ」

 麦野は携帯を耳に押し当てながら、滝壺へと視線を向ける。
 会話の端々で内容を理解した滝壺は、自らの能力を用いて二人の所在を探り始めた。
以下略



30:K[saga]
2013/09/06(金) 01:16:07.88 ID:WPhRrGRRo
 麦野は手早く携帯端末をポケットへと納め、滝壺へと視線を向ける。

滝壺「大丈夫、二人の位置は掴めた」

 淡々とした口調で麦野に答える滝壺は、元来た道とは逆方向へと歩き出す。
以下略



31:K[saga]
2013/09/06(金) 01:16:51.11 ID:WPhRrGRRo
麦野「……滝壺、あいつの前ではいつも通りでいなよ」

滝壺「……うん」

麦野「いつも通りにいる事……それが、今の私達にできる最良の事なんだから」
以下略



32:K[saga]
2013/09/06(金) 01:17:30.83 ID:WPhRrGRRo

 壁一面がコンピューターで囲まれた部屋に二人の少女がいた。
 一人は絹旗最愛。
 もう一人はフレンダ=セイヴェルン。
 フレンダが用いた爆弾の威力は想像以上であった。
以下略



33:K[saga]
2013/09/06(金) 01:19:05.57 ID:WPhRrGRRo

フレンダ「き、絹旗、もういいって訳よ!」

 絹旗の残虐非道な行為を側で見守るもう一人の少女、フレンダが叫ぶ。

以下略



34:K[saga]
2013/09/06(金) 01:19:44.62 ID:WPhRrGRRo

研究員「うぅ……」

絹旗「おや? こっちの『玩具』はまだ超息の根があるみたいですね」

以下略



35:K[saga]
2013/09/06(金) 01:20:22.82 ID:WPhRrGRRo

 絹旗の口角が限界まで上げられた。
 それは三日月のように鋭利で、綺麗で、不気味で、妖艶さが混じっていた。
 研究員は今から起こる事に恐怖し、途切れそうな意識で首を横に何度も振った。
 しかし、絹旗は忘れない。
以下略



36:K[saga]
2013/09/06(金) 01:20:56.83 ID:WPhRrGRRo

 昂ぶる絹旗の口調に変化が見られた。
 自らの口調が変わる程に、絹旗は現状を楽しんでいた。

絹旗「とりあえず、超引っ張ってみましょうかァ」
以下略



37:K[saga]
2013/09/06(金) 01:21:34.55 ID:WPhRrGRRo

???「荒れてるわね、絹旗?」

 その静寂を破る女性の声。
 聞き慣れた声だった。
以下略



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