過去ログ - 女「せっかくだしコワイ話しない?」
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31:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 22:07:05.59 ID:87rQNUdHO
再開します
32:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 22:10:29.72 ID:87rQNUdHO
5
そのあとのことはよく覚えていない。
33:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 22:18:44.80 ID:87rQNUdHO
部屋を出た直後おじさんはそう言った。
ほとんどそのときのワタシの耳には入ってなかったけど今思えばきちんと言葉の意味を聞いておくべきだった。
34:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 22:28:33.84 ID:87rQNUdHO
もはや用事はなかったし、人であふれたこの街にいる理由はなかった。
普段のワタシならさっさと帰宅しているところだった。
けれどもワタシの五感は錆びついたかのように鈍くなっていて、自分の世界のあらゆることが霧がかかったようにぼやけていた。
35:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 22:37:55.75 ID:87rQNUdHO
ふりかえった先には英語の講義で同じ席に座った女の子がいた。
ダボっとした赤いセーターと青いニット帽、化粧っ気のほとんどない白い顔。
36:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 22:55:11.70 ID:87rQNUdHO
「え? あ、いやいや、ただバイトの面接に来ただけだよ」
急にまくしたてられてワタシはうっかり本当のことを話してしまった。
37:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 22:59:20.37 ID:87rQNUdHO
6
「本当にそういうバイトってあるんですね」
38:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 23:17:55.78 ID:87rQNUdHO
いちおう守秘義務については考えた。
まあ、この素直そうな女の子ならワタシがだまっておいてと頼めば大丈夫だろうという無根拠な確信があった。
39:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 23:29:31.33 ID:87rQNUdHO
誰がどう見ても細いはずなのによく食べるなあ、と感心して見ていると、
「どうかしました?」
40:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 23:40:28.76 ID:87rQNUdHO
「なんとなくですけどあなたはそのバイト、やってみたいんじゃないんですか?」
「え?」
41:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 23:57:05.41 ID:87rQNUdHO
結局店を出る頃にはだいぶ陽もかたむいていた。
けっこう長い時間話していたせいか、少しお尻が痛かったけど気分はよかった。
「今日は楽しかったです。またよかったら行きましょうよ」
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