24:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:17:25.68 ID:3bEkkPSeo
だが、針金のように細い右腕が少女に突き刺さるかのように思えた瞬間
少女はまるで伸縮したバネが一気にはじけるような動きで横合いに飛んだ。
25:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:17:55.55 ID:3bEkkPSeo
「そこで避けるとはなァ、さすがに一万回ぐれェになると
俺の動きとかも大体予測ぐらい出来たりすンのかァ?」
26:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:18:24.78 ID:3bEkkPSeo
「チョイと、荷物検査ってなァ」
そう言いや否や一方通行は鞄を勝手に開けると中身を探り始める。
27:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:19:06.93 ID:3bEkkPSeo
瞬間、少女は勢いよく室外機の陰から飛び出すと
サブマシンガンの銃口を一方通行に向けて一気に引き金を引いた。
ガガガガッ! と凄まじい速さでサブマシンガンから放たれた銃弾は
28:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:19:32.70 ID:3bEkkPSeo
刹那、少女のサブマシンガンとゴーグルがほぼ同時に砕け散り、
少女の右肩が『何か』に貫かれ、血がにじみ出る様に服にシミを作る。
正体は、サブマシンガンから放たれた弾丸。
29:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:20:00.56 ID:3bEkkPSeo
―――
――
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八月一五日 午前九時一〇分 とある操車場
30:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:20:28.21 ID:3bEkkPSeo
「鬼ごっこ、しゅーりょォー」
すかさず少女は横合いに向かって走り出そうとするが
31:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:20:56.45 ID:3bEkkPSeo
「ブアッハハハハ! 残念でしたァ!」
一方通行は、再びたった一歩で少女との距離を詰めると
32:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:21:23.86 ID:3bEkkPSeo
(ミサカは、標的の能力を正確には把握出来ていませんが
これまでの戦闘から周りに何らかのバリアのようなものを
常に張り巡らせることが出来ると、ミサカは推測します)
33:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:21:50.16 ID:3bEkkPSeo
一方通行の足が、後数歩でその場所を踏みしめようとした時
遠くの方から少女とよく似た声が響き渡る。
34:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:22:17.69 ID:3bEkkPSeo
「逃げ―――」
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