過去ログ - P「光射す日常――」
1- 20
102:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 01:50:05.80 ID:qgOebLqx0
小鳥「社長、教えてください。どうしてプロデューサーさんは目を覚まさないんですか?」

高木「……分かった。君には話しておくべき事かもしれないね」

社長は一つ息を吸うと、ゆっくりと話し始めた。

高木「さっき、彼が意識を取り戻していると言ったね」

小鳥「はい」

高木「それは、彼の脳波を測定した結果なのだよ」

小鳥「脳波を測定……ですか?」

私が質問を返すと、社長はプロデューサーさんの点滴を見ながら話し続ける。

高木「うむ。栄養点滴をしているのに意識が戻らないのを、医者も不思議に思っていたそうだ」

高木「そこで脳波の測定を行ったところ、彼が意識を取り戻している事が判明したらしい」

小鳥「でも、プロデューサーさんは目を覚ましていないんですよね……?」

そう言うと、社長の顔が僅かに歪む。
やはり、これは話しづらい事なのだろう。

高木「……確かにその通りだ。だから、意識を取り戻しているというのは、若干の語弊がある」

小鳥「語弊……?」

高木「そうだ。正確には、『意識を取り戻すと、すぐに意識を失う』と言うべきかな……」

高木「彼は完全に意識を取り戻せないのだよ。『夢を見る程度にしか回復しない』と言ってもいい」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
121Res/126.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice