過去ログ - P「光射す日常――」
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104:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 01:53:03.32 ID:qgOebLqx0
高木「さっき説明した通り、彼が夢を見ている時には、言語野が活動している状態になる」

高木「そして、強いストレス反応を示した後、意識が途切れる……」

高木「ここまではいいかね?」

小鳥「はい」

高木「ここからが憶測なのだが……私は、彼が夢の中で会話をしているんじゃないかと思うのだよ」

小鳥「それは、言語野が活動しているから……ですか?」

高木「そうだ……だが、私がそう思う根拠はそれだけではなくてね――」

社長が言葉に詰まり、沈黙が降りた。
一度目を伏せて、息を吐き出してから話を再開する。

高木「強いストレス反応を示してから意識が落ちると聞かされて、私が真っ先に思い浮かべたのは……」

高木「この事態の引き金を引いたのは、他ならぬ私なのではないか……という事だ」

小鳥「……どういう事ですか?」

高木「音無君も憶えているだろう?過労で倒れる前日に、私が彼に『期待している』と言った事を」

小鳥「ええ」

確かに憶えている。
あの日、社長から激励を受けたプロデューサーさんはとても嬉しそうだった。
けれど。

小鳥「あの……それとプロデューサーさんが夢で会話している事に、何の関係があるんですか?」

社長の話した内容は、何の説明にもなっていないような気がした。
『社長がプロデューサーさんを激励して、それがどうした?』と思ってしまう。
そんな私の考えを察したのか、社長は話を続けた。


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