過去ログ - P「光射す日常――」
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108:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 01:58:10.02 ID:qgOebLqx0
高木「例えば、音無君が荷物を持つ時……それを『重い』と認識して持つだろう?」

小鳥「ええ……そうしないと力が入りませんし」

高木「では、私が音無君に『中身は入ってないよ』と言って、10キロの荷物を渡したらどうなる?」

小鳥「それは……落としてしまうかもしれません」

高木「だろうね……そして、それと同じ事が彼にも起きているのだろう」

高木「負担を負担として認識しないが故に、それを受け止める準備ができない……」

高木「無論、一度や二度ならいきなり重い荷物を渡されても耐えられるだろうが……それが重なれば――」

小鳥「いずれは耐えられなくなって、潰れてしまう……という事ですか……」

高木「そうだ。彼がこうして眠っているのは、それを改善する為……だと考えている」

高木「何度も夢を繰り返して、私達と言葉を交わし……自分の意識が途切れる原因を探る」

高木「そうしなければ『目を覚ましても、いずれは同じように倒れる事になる』と……彼も無意識のうちに理解しているのだろうね」

小鳥「そういう事ですか……」

プロデューサーさんが目を覚まさないのは何故か。
その理由が判明して、陰鬱な気持ちになる。

小鳥(時間が経てば治る……なんて……)

楽観視はできない。
それどころか、最悪の事態になる可能性もある。
そう、もしかしたら……


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