過去ログ - P「光射す日常――」
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2:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:15:44.90 ID:qgOebLqx0
社長だけかと思っていたが、中にはソファに座っている音無さんが居た。
出かけたのではなく、社長室に用事があったのだろうか。
彼女の前のテーブルには、コーヒーの注がれたカップが置いてある。
向かい側に社長が座っているところを見るに、何か話をしていたようだ。
間が悪かったかもしれない。そう思って、社長に確認を取る。

P「あの……出直しましょうか?」

高木「いや、気にする事はないよ。音無君もいいかね?」

小鳥「はい。大丈夫ですよ」

その言葉に安心して、社長室へ足を踏み入れる。
音無さんの隣のソファに腰を下ろすと、その手に白い紙があるのが見えた。

P「それは……」

俺の視線に気づいてか、音無さんが説明してくれる。

小鳥「日めくりカレンダーです。社長ったら、まためくるの忘れてるんですよ」

音無さんの視線を追うと、社長の机に寂しく佇む日めくりカレンダーが見えた。
日付は9月23日。特に何があるという訳でもない日だ。
ただ、気温の変化の激しさに悩まされる時期ではあるけれど。
今日も若干、肌寒い。

高木「いや、ははは……忙しいものだから、ついね」

音無さんの言葉を受けて、社長は照れくさそうに笑う。
そして、気を取り直すように咳払いをした。


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