3:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/11(水) 00:16:12.86 ID:qgOebLqx0
高木「コホン……それはさておき、報告を聞かせて貰えるかね?」
社長が真剣な顔になり、場の空気が緊張する。
俺は企画書を持ち直して立ち上がり、説明を始めた。
P「はい。まずは曲の選定ですが――」
選曲の理由。
アイドルの組み合わせ。
照明の動かし方。
音響演出。
MCの時間。
予想される客数と、必要な会場の規模。その他諸々。
全ての報告を終え、書類に落としていた目線を上げる。
P「――以上がライブの企画案になります」
高木「うむ……」
社長は頷いて顎に手を添えると、少し考え込むように押し黙る。
しばらくして、僅かに下を向いていた視線が再びこちらを捉え、息の詰まる静寂が場を支配する。
そして、時計の秒針が幾度目かの音を室内に響かせた後。
高木「よし。それでいってみよう!」
P「あ、ありがとうございます!」
採用の決定が下された。
安心した所為だろうか。『ありがとうございます』という言葉と共に、ふと溜息が漏れた。
121Res/126.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。