過去ログ - 泉「それでも、私は」
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61: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:14:04.37 ID:TpJlJ2luo
でも、今はとりあえず。
気付いてないフリをしておこう。
自分の交友関係をもっと知る必要がある。

うん、と、一つ頷いて、
以下略



62: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:15:12.00 ID:TpJlJ2luo
園城寺さん、は、
困ったように目を泳がせ、
そして決意したようにもう一度こちらを見た。

「えっと…竜華って、呼んでええ?」
以下略



63: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:15:37.67 ID:TpJlJ2luo
そこからしばらく、他愛もない話をした。
園城寺さん、とあと学ランの江口さんとは中学からの付き合いらしく、
色々な思い出話を語ってくれた。

江口さんは見た目通りとても活発で男勝りらしく。
以下略



64: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:16:10.23 ID:TpJlJ2luo
笑い疲れて、日も傾き始めて。
そろそろ、帰らせなきゃ、と、園城寺さんに笑顔を向ける。

「あー、めっちゃ笑ったわ。ありがと」

以下略



65: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:16:36.52 ID:TpJlJ2luo
特に何も考えていない発言だった。
階段から落ちたのかなー
江口さんって人とはしゃいでてこけたりしたのかなー
そんなくだらない理由だと思っていた。

以下略



66: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:17:11.91 ID:TpJlJ2luo
「やのに、ウチ、こんな…そ知らんフリして……最低よな。
ごめん、ごめんな……ウチのせいで…」

どんどん、涙があふれてゆく園城寺さん。
ちょっとためらったけど、その頭を、撫でた。
以下略



67: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:17:43.56 ID:TpJlJ2luo
「りゅうか……」

「……ごめん、離してくれん?肩に傷あってさ……」

「………あっ、ご、ごめん…」
以下略



68: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:18:09.29 ID:TpJlJ2luo
「……………!」

驚いた顔。
お、正解みたい。

以下略



69: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:18:35.43 ID:TpJlJ2luo
夕飯を食べながら、考える。

自然に怜のことを「怜」って呼べたのは、
記憶が戻っている感じがして、とても嬉しかった。
もうちょっとしたらやってくるであろう女の人を、
以下略



70: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:19:01.65 ID:TpJlJ2luo
うーん……

同じ部活の先輩後輩なら、
誘い合わせて二人でお見舞いに来てもおかしくはないはず。
なのに、わざわざ時間をずらして来ていた、ということは……
以下略



71: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:19:48.06 ID:TpJlJ2luo
つづく。


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