37:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:49:23.49 ID:KoVYOW1+o
先に本殿前に団子を奉納する。
そして2人ならんで賽銭箱の前に立つ。ここは鈴がない。なので、ご縁にちなんで5円玉を入れた。確かこの5円玉にも何かしらの縁がらみの意味があったが忘れた。
貴音はマニアックに21円を入れた。どういう意味か聞くと「とっぷしぃくれっとです」と教えてくれなかった。
基本賽銭を入れた後は二拝二拍手一拝を行う。当然意味など知らない。貴音は知ってそうだが、聞いても忘れそうなので聞かないでおくことにした。ちなみに出雲大社では拝礼作法が違うので、地方ロケで行ったら注意しておくことにしよう。
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2013/09/15(日) 08:49:59.32 ID:KoVYOW1+o
「すすきがないけど仕方がないよな」
「ええ。神様も許してくれるでしょう」
「貴音は前回のことを謝れ」
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2013/09/15(日) 08:50:31.43 ID:KoVYOW1+o
「ふふふ。このお月見の参加者が増えましたね」
「誰だ?」
「神様です」
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2013/09/15(日) 08:53:01.00 ID:KoVYOW1+o
「あの……よろしいですか?」
「どーした?」
「このままわたくしが元に戻れなかったら……」
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2013/09/15(日) 08:53:35.68 ID:KoVYOW1+o
「……卑怯ですよね。こういう場所、雰囲気。すべての力を借りないと言い出せないのは……」
「卑怯だね」
「……お慕い申し上げます。いえ、前から……こうなる前から……」
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2013/09/15(日) 08:54:10.27 ID:KoVYOW1+o
翌日の早朝、俺は律子に叩き起こされた。正確には律子の着信である。
何事かというと電話に出た貴音の声で律子が俺に代われと怒鳴ったらしい。
「なんですかね?」
43:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/15(日) 08:54:52.34 ID:KoVYOW1+o
早朝の朝早いうちに事務所に送り届け律子たちが来るのを待つ。その間、俺は溜まってしまった仕事を片付け貴音はゆっくり朝食を取っている。
律子たちが到着して俺よりも貴音に集中的に尋問やハグが入ったが仕方がない。その訊問最中に社長から話が合った。
「君、うさぎはどうしたんだい?」
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2013/09/15(日) 08:55:28.76 ID:KoVYOW1+o
夕方になり、貴音は事務所アイドル全員にハグされながら謝っていた。明日テレビで謝罪する予定である。
俺は午後からは営業先に貴音が見つかったと詫びを入れ多くの方に心配かけたと謝罪めぐりをしていた。しかも今度は貴音と一緒にもう一度巡りをするのである。
そんな仕事をして事務所に帰ってきたら残っている人はごくわずかであった。しかも俺は更に午前中終わらなかった資料に加え今日の謝罪巡りもらった貴音の失踪に関する番組を組むらしくその打ち合わせに必要な資料なども作らないといけない。
そんなわけで時計の長い針が本日23回目の12を差すときには事務所に残っていたのは俺と貴音だけであった。
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2013/09/15(日) 08:55:57.68 ID:KoVYOW1+o
フッと事務所の明かりが消える。停電ではない。どうやら故意的に消えてしまったようで、その消した犯人がちょこんと俺の膝に座る。
悔しい俺は抱きしめる。
「……今度どこかに旅行しに行こうか」
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2013/09/15(日) 08:58:17.09 ID:KoVYOW1+o
後半から書くのが恥ずかしくなった
月見団子食べたい
読んでくれてありがとうございました
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2013/09/15(日) 09:07:39.77 ID:HiUdU4Cro
おつおつ
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