過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:04:24.56 ID:YABPfHeQo
〜魔まどか視点〜
病院から、もう一人のわたしとさやかちゃんが出てきた。
いつも通りだ。マミさんとのパトロール前に、二人はいつも病院に行くんだ。
以下略
48
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:05:34.35 ID:YABPfHeQo
巴マミを救わないとね。
ほむらちゃんの何気ない言葉。でもそのときわたしの胸はずきんと痛んだ。
マミさんの命はわたしたちにかかってるんだ……とはっきり感じる。
以下略
49
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:07:04.60 ID:YABPfHeQo
頭がぐらぐらすると思ったら、激しく肩を揺すられていた。
目を上げると、ほむらちゃんが心配そうにわたしを覗きこんでいた。
ほむら「大丈夫? もう行かなきゃ」
以下略
50
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:08:30.12 ID:YABPfHeQo
*
首の無い看護婦。チーズを探し求める使い魔。
お菓子に彩られる、欲望にまみれた病院。悪夢の舞台。
以下略
51
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:13:17.71 ID:YABPfHeQo
その瞬間、ほむらちゃんの盾の起動音が、響く。
頭上を機械的に流れていた使い魔たちの動きが、止まる。
時間の、止まった音。
以下略
52
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:14:53.86 ID:YABPfHeQo
二人の足音がだんだん遠ざかって行く。
わたしはしばらくお菓子の山の中で動かずにいた。
ほむらちゃんは絶対うごくなって言うけど、いつまでだろう?
ただ、マミさんがほむらちゃんに何かをした。それが心配で気になった。
以下略
53
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:16:34.85 ID:YABPfHeQo
ほむら「ねえ、まどか」
そのとき、縛られたまま動かないほむらちゃんが、口を開いた。
顔はうつむいたままで、私の顔を見ていない。か細い声、畳みかけるように。
以下略
54
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:18:52.00 ID:YABPfHeQo
ほむら「まどか、私ね、マミを救う気が無いのよ……」
ほむら「もちろん、本当は救いたいよ? けど……それじゃ、まどかが……」
ほむら「言い訳……だよね。私、最低ね……。けど、仕方なくて……」
以下略
55
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:20:31.14 ID:YABPfHeQo
結局、わたしはまた、ほむらちゃんを縛る黄金のカギを引っ張り始めた。
ほむらちゃんはしばらく動かなかった。けど、わたしがずっとそうしていると、
うつむけた顔をゆっくりと上げて、わたしを睨みつけてきた。こわい……。
以下略
56
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:21:07.36 ID:YABPfHeQo
ほむら「私なんて、クズよ。使い魔のエサにでもすればいい」
ほむら「でもあなたは、彼女を救いたい気持ちも、救える力も、両方持ってる」
ほむら「だから、彼女を救うのは、間違いなくあなたなのよ、まどか」
以下略
57
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:22:22.49 ID:YABPfHeQo
*
心臓の鼓動を感じる。わたしの存在を感じる。
この世界に来てからずっと、長い夢を見ていたみたいだ。
以下略
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