過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
↓
1-
覧
板
20
51
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:13:17.71 ID:YABPfHeQo
その瞬間、ほむらちゃんの盾の起動音が、響く。
頭上を機械的に流れていた使い魔たちの動きが、止まる。
時間の、止まった音。
以下略
52
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:14:53.86 ID:YABPfHeQo
二人の足音がだんだん遠ざかって行く。
わたしはしばらくお菓子の山の中で動かずにいた。
ほむらちゃんは絶対うごくなって言うけど、いつまでだろう?
ただ、マミさんがほむらちゃんに何かをした。それが心配で気になった。
以下略
53
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:16:34.85 ID:YABPfHeQo
ほむら「ねえ、まどか」
そのとき、縛られたまま動かないほむらちゃんが、口を開いた。
顔はうつむいたままで、私の顔を見ていない。か細い声、畳みかけるように。
以下略
54
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:18:52.00 ID:YABPfHeQo
ほむら「まどか、私ね、マミを救う気が無いのよ……」
ほむら「もちろん、本当は救いたいよ? けど……それじゃ、まどかが……」
ほむら「言い訳……だよね。私、最低ね……。けど、仕方なくて……」
以下略
55
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:20:31.14 ID:YABPfHeQo
結局、わたしはまた、ほむらちゃんを縛る黄金のカギを引っ張り始めた。
ほむらちゃんはしばらく動かなかった。けど、わたしがずっとそうしていると、
うつむけた顔をゆっくりと上げて、わたしを睨みつけてきた。こわい……。
以下略
56
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:21:07.36 ID:YABPfHeQo
ほむら「私なんて、クズよ。使い魔のエサにでもすればいい」
ほむら「でもあなたは、彼女を救いたい気持ちも、救える力も、両方持ってる」
ほむら「だから、彼女を救うのは、間違いなくあなたなのよ、まどか」
以下略
57
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:22:22.49 ID:YABPfHeQo
*
心臓の鼓動を感じる。わたしの存在を感じる。
この世界に来てからずっと、長い夢を見ていたみたいだ。
以下略
58
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:24:14.55 ID:YABPfHeQo
*
マミ「ティロ・フィナーレッ!!」
以下略
59
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:27:50.18 ID:YABPfHeQo
まどか・さやか「マミさぁんっ!!」
下で震えていた、もう一人のわたしとさやかちゃんがマミさんに駆け寄った。
マミさんは放心状態だったけど、やがて肩を震わせて涙をこぼし始めた。
以下略
60
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:31:56.20 ID:YABPfHeQo
マミ「…………ちょっと、待って」
それなのに。マミさんはわたしを呼びとめた。
何か言われる前に、わたしの口は勝手に動いた。
以下略
61
:
◆D4iYS1MqzQ
[saga]
2013/09/30(月) 00:40:33.84 ID:YABPfHeQo
なんて自分勝手なんだろう。わたしは自分がイヤになる。
自分の罪滅ぼしのために、無関係なこの世界のマミさんを、利用しただけじゃない。
ほら、だからマミさんは黙ってるの。あきれてるのかも。
わたしは沈黙に耐えられなくなって、逃げ出す。
以下略
699Res/552.48 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1379269907/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice