過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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43:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 20:07:21.78 ID:FkLb1xlW0
ベランダに、アレックが立っている。
中に入れてほしそうな目をして立っている。
先ほどまでと一転して、抜けた空気が三人の間に漂った。
マートは慌ててベランダのカギを開け、アレックを部屋に招きいれる。
「こ、こんにちは、アレックさん。今日はどういったご用件で?」
話題を逸らしたいのか、マートの言動は機械的で丁寧なものだった。

「エラメクちゃん。君には、必殺技が必要だ!」
ズビシィッ、とマートを指さすアレック。
「は?」
アレックの言動は、いつも唐突だ。
彼が色々と影響を受けやすいのを、マートは重々承知しているが、今回ばかりは本当に意味がわからなかった。
「アレックさん、なにかあったんですか?」
食いついたのはメロ。
姉に関してなにか心配事があれば、針穴ほどのことも見逃さない。
それがメロのスタンスだった。



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