過去ログ - 安価でファンタジー小説
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121:ほいこーろー
2013/09/28(土) 08:20:28.04 ID:vI3Z48rX0
「しかし、大量の妖の中にいても目立つなぁ」
 ボソッと呟く雄介。
 それにロナルド某が反応しないはずがなかった。
「ほーほっほっほっ!! 私の存在感がなせる業ね!」
 ある意味、間違ってはいない。


122:ほいこーろー
2013/09/28(土) 09:29:50.63 ID:vI3Z48rX0
「あら? あんた、よく見れば妖の侵食が深まってるじゃない?」
「そういうあんたも、髪切った?」
 二人の言葉通り、ロナルド某の腕の妖部分は、侵食が深まっていて、一方アリスはロングだった髪が、かなり短くなっている。
 ……アリスの代償は、髪が再生しなくなること。
 つまり、能力を使い続けていると、ハゲるのだ……。


123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/28(土) 09:42:00.21 ID:be4owO+DO
女の子にとっては切実だな


124:ほいこーろー
2013/09/28(土) 11:38:04.00 ID:vI3Z48rX0
「え〜と、これはまた対決の流れなんでしょうか?」
「雄介、今度はあんたが行きなさい」
「……俺はお前らと違って、代償が重いんだがなぁ」
「私だって重いわ!」
 相も変わらず、ぐだぐだな会話を経て、雄介が一歩前に出る。
以下略



125:ほいこーろー
2013/09/28(土) 11:44:24.50 ID:vI3Z48rX0
「ほーほっほっほっ!! あなたの災素はなんなのかしら?」
「……もう、発動し終わってる」
「へ……?」
 雄介の言葉が早いか、ロナルド某の周囲に漂う妖たちが、大混乱を始める。
「まさか、精神かく乱系!?」
以下略



126:ほいこーろー
2013/09/28(土) 11:54:47.26 ID:vI3Z48rX0
「いや、視界を塞ぐだけだ」
 そう、視界を奪われた妖は右も左もわからず、ぶつかり合う。
 そして、その荒波に、ロナルド某も巻き込まれるのだ。
「ぬなぁぁぁ!?」
 竜巻のごとき妖の群れに、ロナルド某はその身を預けることしかできなかった……。


127:ほいこーろー
2013/09/28(土) 12:35:02.61 ID:vI3Z48rX0
 訳がない。
 ギャグキャラの回復力と対応力を見誤ってはならない。
 錐もみ状態から、ズデンと着地し、またむくりと起き上がる。
 不死身かってくらい、色々無視してて、やはりボロボロながら立ち上がるのだ。
「ふふふ……あなたの能力もなかなかやるようだけど、まだまだね!」
以下略



128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/28(土) 12:45:19.12 ID:be4owO+DO
滑稽な様だね


129:ほいこーろー
2013/09/28(土) 13:44:21.24 ID:vI3Z48rX0
「今度はこちらから行くわ!」
 ロナルド某が手を振りかざすと、屋敷の天井付近から、無数の熱々ハンバーグが降り注ぐ!
「だから、食べ物を粗末にしちゃいけません!!」
「先日の恨みぃぃぃ!」
「ぬぁぁぁぁ!!?」
以下略



130:ほいこーろー
2013/09/28(土) 13:57:22.92 ID:vI3Z48rX0
 コングリオが仕事をこなしていくこと数日。
 なにやら、汚い字で書かれた便箋が、彼女たちの元に届いていた。
「これは……果たし状?」
「差出人は……女狐と愉快女ね」
「決着をつけたい、か。どうする? アリス」
以下略



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