51:ほいこーろー
2013/09/22(日) 20:14:07.66 ID:uqRi5nvh0
「だいたいなんなの? そのコングリオって? ゴリラ?」
「いや、コングリオってのは深海生物の一種でなぁ……」
「もう、そんなこといいからはじめましょーよー!」
「きしゃぁぁぁぁ!!」
52:ほいこーろー
2013/09/22(日) 20:21:01.71 ID:uqRi5nvh0
どぐしゃぁ!
そんな生々しい音を響かせ、一体の妖はブロック塀に叩きつけられた。
「ぎぃぃぃぃ!!」
その妖は苦しそうに悶えている。
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 20:22:10.45 ID:2PI+EVIio
コングリオってちなみにイタリア語でウサギって意味らしいよ
54:ほいこーろー
2013/09/22(日) 20:28:43.28 ID:uqRi5nvh0
「あー! うちの子たちになんてことしてくれてんの!!」
「あぁん!?」
後ろからかかる呼び声に、ドスの利いた声を発しながらアリスは振り返った。
そこにいたのは、狐の耳と尻尾があり、巫女服をした、アリス幼い少女だった。
55:ほいこーろー
2013/09/22(日) 20:30:15.83 ID:uqRi5nvh0
あ、間違えた。アリス”より”幼いが抜けた。
56:ほいこーろー
2013/09/22(日) 20:36:30.59 ID:uqRi5nvh0
しかし、押し流されてしまいそうな雰囲気に逆らい、殺生狐は叫ぶ。
「う、うちの子狐たちになにしてんのよ!」
そう、彼女はさきほどアリスたちが戦ってきた妖たちのリーダー格なのだ。
「いやいや姐さん、なにかしたのはあっちの方ですよ。ブロック塀のブロックくり抜くなんて、あんたの子分はなに考えてんですか?」
57:ほいこーろー
2013/09/22(日) 20:40:32.77 ID:uqRi5nvh0
実を言うと、この時コングリオは焦っていた。
それは、目の前の殺生狐がそれなりの力を有しているからだ。
ここで重要なのは、それなりということ。
倒せないではないのだ。
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 20:46:44.40 ID:54jTJuui0
狐幼女……
59:ほいこーろー
2013/09/22(日) 20:50:53.78 ID:uqRi5nvh0
災素。
森羅万象の生物、その一部が宿す異能の力。
それは持ち主に大きな恩恵を与えるとともに、重い代償を課す。
「なぁ、アリス。お前の代償ってなんだっけ?」
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 20:52:09.71 ID:BTQPdR0+o
石化能力
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 20:52:47.84 ID:oLU+ke/oo
あらゆる「毒」を作り出せる能力
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