過去ログ - モバP「不器用な貴女には花束を」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 00:59:54.73 ID:5VMvo2LS0
モバP(世の中、何があるかなんて案外 わからないものだ)
モバP(たとえば目の前に小石があっ て、ころばないように避けても避けた さきにまた小石があって結局ころんで しまう)
モバP(人生とはそんな風にわからない ものなんだ)
モバP(俺は、数年前に一人の女の子を プロデュースした)
モバP(美しい記憶だ…だがもう終わっ た事だ)
モバP(いや、終わらせたんだ、終わら せてしまったんだ俺が)
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:03:25.66 ID:5VMvo2LS0
モバP「新人アイドル…ですか」
ちひろ「はい、社長がわざわざスカウ トしてきた期待の新人です!」
モバP「ですが、僕に任せていいので すか?」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:04:06.35 ID:5VMvo2LS0
モバP「……」
モバP「そう、ですね」
モバP「それで、彼女はどこに?その 新人さんというのは」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:04:38.15 ID:5VMvo2LS0
モバP「な、なんだなんだ君は!」
モバP「なんなんだ君は!!?」
???「フヒ…ドモー…」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:07:00.01 ID:5VMvo2LS0
モバP「ほ、星輝子…さん?」
輝子「フヒ…ハ、はじめ…ま、して」
モバP「あ、あぁ、はじめまして…」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:07:35.23 ID:5VMvo2LS0
ちひろ「プロデューサーさん、これか ら輝子ちゃんと仲良くしてあげてくだ さいね!」
輝子「よ、よろしくね…プ、プロ デューサー…」
モバP「……」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:08:01.46 ID:5VMvo2LS0
机の下でキノコを栽培する不思議な少 女と会った次の日、さっそく彼女の方 針を決めることになった
モバP「星さん、貴女はどんなアイド ルになりたいとかありますか?」
輝子「フヒ…えと…その…フヒ…?」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:08:30.62 ID:5VMvo2LS0
輝子「それは…その…プロデューサー さんにつらて…つられて…フヒ…ゴ メンナサイ」
モバP(かんだ…)
モバP「そうですね、まぁ僕達はビジ ネスパートーナーですから改まった言 葉で話すのが当然かと思いましたが… 星さんはべつに僕にたいして敬語を無 理に使わなくてもいいんですよ?」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:12:55.53 ID:5VMvo2LS0
モバP「話を戻しましょうか、では星 さんはどのようなアイドルを目指しま すか?」
輝子「フヒ…あ、あのね…」
モバP「はい?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:13:21.79 ID:5VMvo2LS0
輝子「わ、私は…その、自分から…ア イドルになったわけじゃないけど… フヒ」
輝子「お、お父さんが…事務所の社長 さんと仲良くて…それで…話が勝手に… すすんだ…フヒヒ」
モバP「え?」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:13:52.06 ID:5VMvo2LS0
モバP「試す…とは?」
輝子「わ…わたしが…このキノコみた いに…環境によって変われるのか…」
輝子「その…フヒヒ…わたしは友達もキノ コしかいなくて…ボッチだけど…」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:14:21.04 ID:5VMvo2LS0
僕はプロデューサーとして、してはい けないことをしてしまった
僕は『彼女』をアイドルとしてではな く『女性』として見てしまっていた
それは、彼女も同じで『僕』を『男 性』として見ていた
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:14:51.40 ID:5VMvo2LS0
『星輝子』
この名前のとおり、彼女はきっと光る いまはまだ鈍い輝きさえも出せずにく すぶった様子だが
きっと、この子は光れるだろう 『彼女』と同じように
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:16:09.11 ID:5VMvo2LS0
輝子「ば、万人…?」
モバP「あぁ、すいません、難しい言葉をつかうのが少し癖になっていまし てね」
モバP「端的に言えば『誰からも愛 される』ということですよ」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/24(火) 01:16:33.01 ID:B8kNaDjBP
コピペしてるだけなんだろうけど変なスペース入りまくってるな
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:23:36.21 ID:5VMvo2LS0
>>15
直してるつもりなんだけど直ってないんだよな…すまんね
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:25:33.89 ID:5VMvo2LS0
モバP「わかりました、それでは今日は話は終わりです」
輝子「へ…?」
モバP「…なにか言いたげですね、どうしました?」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:28:28.64 ID:5VMvo2LS0
モバP(でもなんだろうか、うまくはいえないが…)
この子『星輝子』 彼女はとてもいい笑顔で先程まで大好きな茸のことを話してくれていた
今だって、期待や不安が混じっているような笑顔を向けてくれてはいる
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:30:39.40 ID:5VMvo2LS0
ちひろ「あれ?もう輝子ちゃん帰し ちゃったんですか?」
モバP「ええ、もう話すことは終わっ たので」
ちひろ「残念だな…仲良くなろうとし たんですけど」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:33:07.98 ID:5VMvo2LS0
モバP「そういえば…星さんは社長がスカウトしてきたんですよね?」
ちひろ「ええ、珍しいですよね」
モバP「本当にあの人が真面目に仕事に勤めるなんて…」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/24(火) 01:34:52.59 ID:5VMvo2LS0
ちひろ「それだけ彼女が魅力的だっ たってことですね!」
モバP「…ええ、そうですね」
ちひろ「それでは私は輝子ちゃんに電話して明日のことを伝えてきます ね!」
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