1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 13:09:36.18 ID:yFOnK56a0
元ネタは『けいおん!』とアメコミ『ウォッチメン』です。
以前、スレ立てさせて頂いたのですが、続きが書けずにスレを
落としてしまいました。申し訳ありません。
今回は、既に完成させていますので、完結まで一気に投下させて
頂きます。
クロス、未来設定、死ねた、鬱、グロ、キャラ崩壊がありますので、
平気な方のみお読み下さい。
序章+全七章の構成となっております。
また、時間の流れは原作の2007年4月入学、2010年3月卒業や、
各キャラクターの誕生日等を参考にしております。
それでは、どうぞ。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:13:29.31 ID:yFOnK56a0
I hear always the admonishment of my friends.
私は我が友の忠告を常に聞く
"Bolt her in, and constrain her!"
「彼女に閂を掛け、拘束せよ!」
3:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:15:53.36 ID:yFOnK56a0
Come gather 'round people
Wherever you roam
4:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:19:30.72 ID:yFOnK56a0
唯『結婚おめでとう。ムギちゃん』
澪『ムギ、本当におめでとう』
5:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:22:38.21 ID:yFOnK56a0
Come mothers and fathers
Throughout the land
And don't criticize
6:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:26:57.96 ID:yFOnK56a0
唯『あの、マネージャーさん…… お願いです。もうバラエティの出演は入れないでください』
マネージャー『どうして? 唯ちゃんのおバカキャラは大人気なんだよ? 数字も取れるし。
7:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:30:10.08 ID:yFOnK56a0
Come mothers and fathers
Throughout the land
And don't criticize
8:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:34:43.94 ID:yFOnK56a0
9:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:37:11.59 ID:yFOnK56a0
警察の眼を盗んで、唯の墜落現場から拾った物だった。
それには一条の血液が付着している。言うまでもなく、持ち主だった唯の血だ。
管理人「どうぞ、こちらです」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/25(水) 13:37:58.38 ID:fhcDPfoio
支援
11:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:43:34.60 ID:yFOnK56a0
犯人はまだ捕まっていない。熱狂的ファンによるストーキング殺人。個性派ミュージシャンで
あると同時に、お茶の間の人気を博したタレント。平沢唯さんを偲んで。
買い物に行く気も、料理をする気も起きず、夜九時を回ってようやくピザをデリバリーしたが、
一口食べて嚥下した途端、トイレで吐き戻してしまった。元々食欲など無かったのだ。
12:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:46:00.72 ID:yFOnK56a0
明け方の衝撃が、日中から夜にかけての悲しみと陰鬱が、五感に甦ってきた。
全身を震わせながら滂沱する梓。それに構わず、律は話を始める。
律「唯が殺された。誰かに。私はその誰かを探し出す」
13:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:50:13.04 ID:yFOnK56a0
女の鼻の骨を折り、男の頭を手すりに叩きつけてやった。
乗客は皆、見て見ぬ振り。関わり合いにならなけりゃ、対岸から火の粉は飛んで来ない
と思っているウジ虫共。
そうしているうちに世界中が火の粉に覆われるんだ。
14:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:53:14.27 ID:yFOnK56a0
『日誌 田井中律、記 2022年10月13日15時30分
やはり私達は昔のままではいられなかった。
15:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 13:57:15.70 ID:yFOnK56a0
律「目の上のタンコブがくたばってくれた安心感か? 憧れの存在を失った喪失感か?
両方ってのも有りだぜ」
澪の顔が紅潮し、奥歯がギリギリと噛み鳴らされた。拳は強く握り締められ、今にも律に
16:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:00:56.30 ID:yFOnK56a0
第二章《死の証明》
そぼ降る小雨は一向に止む気配が無かった。
広い斎場は多数の列席者で溢れ、ムッとする人いきれが10月の肌寒さを忘れさせる程だ。
平沢唯の告別式。
17:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:06:15.60 ID:yFOnK56a0
さわ子『それにしても、あなた達がプロになっちゃうなんてねー。高校時代を思い返すと、
感慨深いものがあるわ』
律『ププッ。さわちゃん、オバサンくせー』
18:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:17:07.45 ID:yFOnK56a0
唯『例えば、例えばだよ? 放課後ティータイムが全然売れなかったら、全然人気が出なかったら、
そんなの嫌だけど…… でも、もしそうなった時に、みんなで力を合わせて頑張っていったり、
励まし合ったり、そんな事で手に入る幸せや喜びもあると思う!』
19:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:20:16.66 ID:yFOnK56a0
唯『う、うん。じゃあ、これ聴いてみて。Aメロの静かな寂しい感じを強調するのにね、ドラムの
シンバルを逆回転にしてみたの』
澪『……』
20:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:23:25.14 ID:yFOnK56a0
梓『ダメですって、唯先輩! ダメですってばぁ!』アセアセ
青年1『え!? じゃ、じゃあ、こっちのちっちゃいのは本物の中野梓!?』
21:律「うぉっちめん!」[sage saga]
2013/09/25(水) 14:26:24.95 ID:yFOnK56a0
紬は神妙な面持ちで、澪は見様によっては憮然とした表情で、梓は顔を歪めて涙を流しつつ、
唯の眠る棺を運ぶ。
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